コラム・書評

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過去のものになりつつある”欧州第1.5世代”本田の思想

本田が念願のトップ下でミラノダービーに先発したにも関わらず、平凡な出来に終わって敗戦を喫してしまった事で本田に対する風当たりが相当厳しくなっているようですね。 本田については、と言うよりもトップ下を好む日本人選手全てにおいて言えることですが、今の戦術傾向として4-3-3や4-1-4-1でアンカーを置くフォーメーションを採るチームが多く、そうなるとトップ下は完全にアンカーとマッチアップしてしまうので […]

過度な自主性重視の姿勢が、日本サッカーを滅ぼす

まあ東スポだからほぼネタなんだろうけど、昨日のTwitterではつい以下の記事に反応してしまいました。 武田修宏氏「真剣にハリルの進退を考えるべき3つの理由」 (東スポWeb) まあ武田氏に進退を問われるようになるとは、随分日本代表監督も軽い存在になったもんだなあと感心しますが(笑)、巷のマスコミやサッカー評論家の意見を見ていても、「細かな指示で選手を縛りつけた。それに監督がナーバス過ぎることも問 […]

乾と細貝の移籍が示す、戦術との相性という難しい問題

昨日から、仕事の都合で東国に来ておりまして、昨晩は付き物の飲み会などがあったりで試合は見ておりません。が、昨日は2つの大きな日本人選手の移籍ニュースがありましたね。 1つは、乾選手のリーガ・エスパニューラ1部エイバルへの移籍。 乾については、やはりフランクフルトに復帰したフェー監督から、あまり信頼を得ていなかった事が大きいでしょう。乾はサイドプレイヤーとしては足技がなくてスピードで裏を取れないと厳 […]

ブラジル人選手、監督が結果を残せなくなった理由

最近、とある戦術系サイトを見ていたところ、「何故、ブラジル人選手、ブラジル人監督がJ1で結果を残せなくなったのか」という問いかけを見かけました。 結局そのサイトには答えは書いてなかったわけですが、個人的にはブラジル人選手と監督の低迷は、もはや世界的傾向になっているのではないかと思っています。 ご存知のようにブラジル代表は自国開催のW杯でドイツに記録的な大敗を喫し、かつては綺羅星のごとく天才が並んで […]

長友と細貝がクラブから放出候補に上がる”戦術的な”理由

欧州サッカーリーグの新しいシーズンに向けて、クラブがそろそろバカンスから始動するタイミングになり、日本人選手にも移籍の噂がいろいろ出ている状況になっています。 武藤や奥川のように新しく欧州移籍したり、岡崎のプレミアリーグ行きのように心躍るステップアップのニュースがある一方、当然ながら選手が増えてくると放出の噂も多く出て来ます。 その中で個人的に可能性が高いと思っているのが長友と細貝。昨シーズンはと […]

NHKクローズアップ現代「FIFA 腐敗の深層」から見る、日本の果たすべき役割

昨日はツール・ド・フランスが中休みのような平穏ステージだったので、ゴール前のシーンまで録画しておいたクローズアップ現代を見ておりました。 内容はタイトル通り、FIFAの腐敗構造についてのもので、先日アメリカの司法当局に起訴されたジャック・ワーナー氏をめぐる汚職関係に焦点を当てられています。 番組によると、FIFA理事による汚職の構造は次の3点に集約されています。 W杯等代表試合の独占放映権選定 F […]

2014-2015シーズン海外組通信簿(スイス、オーストリア、オランダ、ベルギー編)

さてこのシリーズも最終回。やや残念な結果に終わってしまった選手が残ってしまいました。来期はここに元京都サンガの奥川君がザルツブルクに加わるわけですが、南野との相乗効果が生まれると良いですね。 久保裕也 5.5 開幕から2試合連続ゴールと好スタートを切ったものの、その後はしばらくサブ暮らしが続き、11節から20節まではまたスタメン復帰で2ゴール、そして再びサブとなって終了と、やや中途半端なシーズンに […]

2014-2015シーズン海外組通信簿(イタリア、イングランド、ポルトガル編)

長かったドイツ編が終わって、ちょっと寂しくなってしまったイングランドとイタリア、そしてポルトガル編です。 本田圭佑 5.5 ミランに移籍した昨期後半は病気(?)の影響とイタリアへの順応で苦しんだシーズンだったが、今期は開幕7試合で6ゴールと素晴らしいスタートダッシュを見せ、これは名実ともにミランのエースになるかと期待されたのだが、アバーテ、エル・シャーラウィと本田と良いコンビを見せていた選手が怪我 […]

ブラッター会長の辞任だけでは、FIFAの膿は出し切れない

昨日の深夜に、まさにどんでん返しのようなビッグニュースが流れ、今朝のサッカー界は上へ下への大騒ぎになっておりますね。 FIFA汚職 ブラッター会長が辞意表明 世界中からの非難を浴びつつも強行したFIFA会長選で楽々と当選し、このまま何事も無かったかのように帝国に君臨し続けるのかと思われた矢先の辞任表明。 ニュースでは、UEFAやスポンサーからの圧力に屈したのではと書かれていたりしますが、おそらくF […]

2014-2015シーズン海外組通信簿(ブンデスリーガ編その3)

今や日本人選手が1部だけで12人も在籍しているブンデスリーガ。これでようやくブンデスリーガ編最終回です。 原口元気 6 ルフカイ監督時代には、試合に出たり出なかったりと完全にサブ扱いでくすぶっていたのだが、ダルダイ監督の就任後は180度方向が変わり、わざわざ監督の指示が通るサイドに前後半でポジションチェンジさせるほどゾーン・ディフェンスにおけるSHの動きをみっちり仕込まれ、完全にスタメンとして定着 […]

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