イタリア・セリエA

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「本田は、本当に自分のポリシーを変える決心をしたのだろうか」イタリア・セリエA第23節 パレルモ-ミラン

前節のミラノダービーでインテルに3-0で快勝したミラン。そこから中2日という過密日程で行われるパレルモ戦でもきっちりと勝利し、ダービーでの出来が決してフロックではない事を証明する試合となった。 試合結果こそ2-0とダービーよりも点差は付かなかったが、内容的には完全にミランが試合を掌握していた。前半19分に本田が相手に囲まれながら出した縦パスをオーバーラップしたアバーテがドリブルで持ち込み、クロスを […]

「ミハイロビッチが戦術を柔軟に変更できるのも、”忍者”本田のおかげ」イタリア・セリエA第22節 ACミラン-インテル

イタリア・セリエAも後半戦に入り、リーグ戦については既にナポリとユベントスの一騎打ちという様相を見せてしまっているが、インテルはチャンピオンズリーグ、ミランはヨーロッパリーグ争いをしているという事で、それなりに盛り上がったミラノダービー。 ミランのフォーメーションはいつも通りの4-4-2で、本田は右SHで先発、ボランチはモントリーヴォとクツカのペアに変更。インテルもお馴染みの4-2-3-1だが、S […]

「早くも本田とアバーテのラインが対策されて手詰まりなミラン」イタリア・セリエA第21節 エンポリ-ミラン

典型的なプロビンチャながらもここまで7位と健闘しているエンポリと、そのすぐ上の6位に留まっているミランの試合は、まさに順位のライバル同士という内容で順当なドローに終わった。 中田がいた時代からホームでのプロビンチャが手強いのは変わらず、試合を通じて優勢だったのはホームのエンポリ。ミランは試合開始8分に、左SBアントネッリの浮き球ミドルパスにバッカが抜け出し、上手く相手を抑えて先制点をゲットしたもの […]

「複雑なミランのカテナチオを支える”インサイドハーフ”本田」イタリア・セリエA第20節 ミラン-フィオレンティーナ

リーグ4位と好調のフィオレンティーナをホームに迎えたミランの試合は、開始わずか4分にGKのフィードからボナヴェントゥーラのスルーパスを受けたバッカが、左サイドで切り返してファーに決める鮮やかな速攻でミランが先制すると、その後は自陣にきっちりカテナチオの壁を築いてフィオレンティーナの攻撃を封じ込め、終盤に追加点を奪うイタリアのお手本のようなサッカーで完勝した。 フィオレンティーナのフォーメーションは […]

「ミランと本田にとっての”王子様”現る」イタリア・セリエA第19節 ローマ-ミラン

痛い敗戦を喫したボローニャ戦から中2日で行われたローマとの試合。前節で超決定機をフイにしてしまってブーイングを浴びたチェルチがベンチ外になり、この試合も本田が右SHで先発した。 現在のミランの問題点はフォーメーション云々よりも選手構成にあり、FWの主軸であるバッカはどちらかと言うと裏抜けタイプで、本来ならもう1人はポストプレイヤーを置くべきなのだが、ニアンにしてもルイス・アドリアーノにしてもそうい […]

「長友のウノゼロは心臓に悪い(笑)」イタリア・セリエA第18節 エンポリ-インテル

年末大一番のナポリ戦でイエロー2枚で退場という盛大なやらかしをして依頼、長友が久しぶりに先発した試合。エンポリは4連勝中で7位と好調な相手だったが、前半ロスタイムに決めたイカルディのゴールを守り切り、得意のウノゼロでインテルが逃げ切った。 インテルのフォーメーションは4-3-3で、エンポリは中盤ダイアモンドの4-4-2。どちらも中盤が3枚で構成されている形なわけだが、ドイツやイングランドとは違って […]

「調子が出て来た本田、ニアンをあえて下げてしまうミハイロビッチの思惑とは」イタリア・セリエA第18節 ミラン-ボローニャ

新年になってセリエA初めての試合。また舌禍事件を引き起こしたかと思われた本田だったが、メディアによる誤訳という誤解が解けてこの試合では無事先発メンバーに名を連ねた。 ミランのフォーメーションは、バッカとニアンの2トップに、左SHがボナヴェントゥーラ、右が本田、ボランチがモントリーヴォとベルトラッチという4-4-2で、メクセス以外は前節のフロジノーネ戦と同じメンバー。対するボローニャは4-1-4-1 […]

「本田が活躍したのは、チームが振り出しに戻ったおかげという皮肉」イタリア・セリエA第17節 フロジノーネ-ミラン

ミッドウィークに行われたコッパ・イタリアのサンプドリア戦で、本田が1アシストを記録した活躍のおかげか、今度はリーグ戦でも3ヶ月ぶりに先発の座が回って来た。 そしてこの試合でもアシストを記録して勝利したわけだが、降格圏のフロジノーネに対して先制点を含む2点を失ったのを見ても分かる通り、チームの内容的にはとうてい手放しとは行かない試合であった。 ミランのフォーメーションは、ニアンとバッカの2トップに、 […]

「単独首位に立ったインテル、はっきり見えてきたマンチーニの戦略」イタリア・セリエA インテル-フロジノーネ

ユーロやW杯予選明けのリーグ戦は、ドルトムントなど代表選手を多く抱えるチームが軒並み苦戦している中、インテルは昇格組のフロジノーネに対して4-0できっちり勝利し、フィオレンティーナがエンポリに引き分けたためにこれで単独首位に立つ事となった。 フロジノーネのフォーメーションが4-4-1-1なのに対し、インテルはイカルディの1トップに、リャイッチ、ヨヴェティッチ、ビアビアニーを2列目に置いた4-2-3 […]

「トリノのキーマンをノックアウトした”キャプテン”長友」イタリア・セリエA第12節 トリノ-インテル

昨晩は注目のレヴィアダービーがあったのだけど、ちょっとその試合が終わる時間まで起きていられそうに無かったので、先に行われた長友先発のトリノ対インテルの試合を見てみた。 パレルモ戦で先発に復帰したにも関わらず、次のボローニャ戦では出番が無かった長友。おそらく、マンチーニ監督にはベストメンバーという意識はあまり無くて、相手によって選手を変えてチームの戦い方をアジャストするチーム作りをするのだろうなと思 […]

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