イタリア・セリエA

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「当面はこれが本田とミランの生きる道」イタリア・セリエA第30節 フィオレンティーナ-ACミラン

と言う訳で、昨晩のラツィオ戦から引き続いて見た今朝のフィオレンティーナ戦。 個人的に、セードルフがモイーズよりもマシだなと思っている理由は、少なくともセードルフは以前の過ちから学習する姿勢を備えていて、相手に合わせた人選を考える事ができるという点にある。 この試合では、カカーは相変わらずアンタッチャブルだけど、現在4位と好調なフィオレンティーナに対しては、ラツィオ戦でまずまず安定していた守備陣のベ […]

「セードルフとモイーズが似ているダメな点」イタリア・セリエA第29節 ラツィオ-ACミラン

実は、今朝は5時半に目が覚めてしまったので、フィオレンティーナ対ミラン戦を追っかけで見てたんだけど、前日の夜にラツィオとミランの試合を見てしまっていたので、先にこっちをレポート。 で、簡単に試合の流れを書くと、ラツィオもミランもあまりパッとしない展開のままで前半は推移し、41分にラツィオがクロスからゴールを決めるが微妙なオフサイドの判定、その直後にカカーが左からのドリブルからクロスを上げると、これ […]

「安定感が出てきた長友とインテル」イタリア・セリエA第27節 インテル-トリノ

ここ2試合ほど勝ち切れない試合が続いていたインテル。この試合でも結果は中位のトリノに対してホームでウノゼロの辛勝ではあったが、内容を見れば今までに比べるとかなり安心して見ていられる出来だった。 トリノは3バックと名のつく実質5-4-1というフォーメーションで、守備時は後ろの5人がPA付近からほとんど動かず一直線を形成し、インテルの飛び出しに対しては4人が必ず付いて行くという、網+銛の超引きこもり戦 […]

「代表戦で大きく変わった本田のプレイスタイル」イタリア・セリエA第27節 ウディネーゼ-ACミラン

ミッドウィークの代表戦でフル出場した疲労も考慮されず、次週のCLに備えてロビーニョ、ビルサと共に2列目が控えメンバーでの先発、しかもトップ下ではなくやっぱり右サイドという屈辱的な立場になってしまった本田。 案の定、ミランの攻撃には意思疎通も連携も無い状態で、2、3度の決定機を外した以外はほとんど見せ場なく無得点で敗戦してしまったわけだが、本田のプレイは右サイドに張りっぱなしだったこれまでと明らかに […]

「長友もここまでかかって少しづつ成長してきた」イタリア・セリエA第26節 ローマ-インテル

現在ユベントスに次ぐリーグ戦2位、既にインテルとは勝ち点17の差をつけている強豪ローマとのアウェイ戦。エルナネスを先発から欠いたインテルは終盤に押し込まれながらも何とか耐え抜き、スコアレスドローという最低限の結果に持ち込んだ。 この試合のポイントとなったのは、贔屓目抜きにしても長友のサイドでの攻防だったと言える。まずローマは長友のオーバーラップを非常に警戒しており、長友が上がったらSBのトロシディ […]

「失って分かるエルナネスの存在感」イタリア・セリエA第25節 インテル-カリアリ

エルナネスが加入してから2連勝と調子が出ていたインテルだったが、彼が内転筋の怪我で欠場したカリアリ戦ではドローに終わり、図らずもエルナネスがチームにもたらしていた効果の大きさに気付かされる結果となった。 やらずもがなのPKと、同点に追いついてからパラシオの裏抜けからのシュートとイカルディのクロスバーに当たるヘッドの2度の決定機を決めていれば問題は無かったのかもしれないが、後半の攻撃はカリアリが5バ […]

「セードルフ監督が本田に求めるものとは」イタリア・セリエA第25節 サンプドリア-ACミラン

ミランのトップ下レギュラーであるカカーが欠場したにも関わらず、本来のトップ下ではなくて右サイドでの起用、しかも新加入のターラブトが2点目を挙げたのに対し、本田自身はまたもや結果を出せず、香川と同様に今後の立場が厳しくなったように見えるかもしれない。 しかし逆に言えば、セードルフ監督は本田を右サイドに置くことに確固とした戦術的な狙いがあり、それに対して本田と意見を共有できているのではないかと思ってい […]

「監督さえ本当の問題点を把握していれば本田は大丈夫・・・なはず」イタリア・セリエA第24節 ミラン-ボローニャ

66分でパッツィーニと交代して下がった時に観客からブーイングを浴びたという事で、どれだけ本田が悪いプレイをしたのかと心配しながら試合を見ていたのだが、彼自身のプレイについては病気明けにも関わらずそれほど悪くなかったように思う。 ボローニャは3バックと言いながらも実質的には5-3-2のフォーメーションで徹底して専守防衛で来ており、本田の右サイドにはCBとSB、ボランチの3人が常時厳しくケアをしていた […]

「長友はクアドラードに判定勝ち」イタリア・セリエA第24節 フィオレンティーナ-インテル

今年に入ってから長らく勝てなかったインテルだったが、勝ち点8差で4位のフィオレンティーナとのアウェイ戦で2-1と競り勝ち、何とかEL圏内の5位へと浮上する大きな連勝を飾った。 ようやくインテルが復調してきたきっかけとなったポイントは、まず第一にサムエルの復帰だろう。スピードこそ無いが1対1の競り合いに絶対的な強さを見せるサムエルがセンターに入る事で、ロランドとジュアンの2人が憂いなくサイドの高い位 […]

「新しい境地に躊躇なく踏み出す長友」イタリア・セリエA第23節 インテル-サッスオーロ

現在ブービーの順位にいるサッスオーロ相手に、ホームでわずか1点を守り切っての辛勝と、とりあえず2014年になってからの未勝利をかろうじてストップした試合だったが、結果はともかくとして内容的には次のステップにたどり着く可能性は感じられたように思う。 その第1のポイントはミリートの復調。確かに完全な決定機を少なくとも3度フイにはしてしまったのだが、本田がケチャップに例えた通りストライカーが得点を決めら […]

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