ワールドカップ

11/16ページ

「スアレスぐらい世界を足蹴に出来れば楽だろうね」ブラジルW杯グループD イタリア-ウルグアイ

本当は昨日のうちにこの戦評をアップする予定だったんだけど、総括がはてブをたくさん集めてしまったせいかサーバーの負荷が目いっぱいになってしまい、エントリーの更新作業がエラーで出来ず、結局今日に回してしまった。 その昨日の総括で偉そうに日本全体が力不足だと書いていたんだけど、正直なところ、香川と長友がもうちょっと冷静になって普段の力を出せていれば上に行けたかもしれないと思っている(笑)。まあ、彼らだけ […]

「日本が子供の夢から覚める時」ブラジルW杯日本代表総括

ビッククラブに在籍する攻撃選手を抱えて過去大会で最高の成績を目論んだ日本代表だったが、いざ蓋を開けてみればドイツ大会と変わらぬ勝ち点1、グループ最下位での敗退と、完全に日本の期待を裏切る結果に終わってしまった。 そして昨晩にザッケローニ監督の退任が発表され、これでザックジャパンの4年間は終了する事になった。 W杯で失敗した原因にはいろいろな理由が考えられるのだが、最も大きなポイントはW杯に臨む上で […]

「本当にメキシコみたいになれるのか?」ブラジルW杯グループA クロアチア-メキシコ

日本が目指したショートパス主体の「自分たちのサッカー」が無残にも散ってしまった事で、開催国のブラジルが同居する難しいグループを6大会連続で突破したメキシコを目指そうという機運がまたぞろ蘇り、時期代表監督にアギーレを招聘なんて噂が出ている鳥頭状態の日本だけど、3-1で勝利したこのクロアチア戦を見る限りでは、それはちょっと無理なんじゃないかと思った。 何しろ、ここで日本代表がコートジボワールと対戦して […]

「ようやくスタートラインに立った日本」ブラジルW杯グループC 日本-コロンビア

もうグループリーグ突破にはコロンビアに対して勝つしかなかった日本だったが、前半から8人のメンバーを変えて来たコロンビアを攻め立てながらも、最後は突き放されて1-4の敗戦。そして裏の試合ではギリシャがコートジボワールに勝って2位に浮上、日本のワールドカップはグループリーグ最下位で終える事となった。 もとから、カウンターが得意で個人打開力のあるコロンビアに対しては日本のチームカラー的に苦手な相手だと分 […]

「自分たちのサッカーはアメリカにこそふさわしい」ブラジルW杯グループG アメリカ-ポルトガル

グループAではメキシコがクロアチアに快勝して6大会連続の決勝トーナメント進出を決めたことで、またぞろメキシコに倣えとの羨望の声が渦巻いているが、どちらかと言うと戦略・戦術指向である私のようなサッカーファンにとっては、アメリカ代表こそ畏敬の念を抱く存在だと言える。 アメリカ本国では、MLSは4大プロスポーツの影に隠れたマイナースポーツという扱いであり、メキシコ代表のような目を引くスター選手もいないの […]

「”自分たちのサッカー”だけでは多分勝てない」ブラジルW杯グループC コロンビア戦展望

さて明日の早朝は、1分け1敗の勝ち点1という崖っぷちで迎える我が日本代表のグループ最終戦。 かろうじて残った決勝トーナメント勝ち抜けの条件は、細かいことを言い出すともっと長くなるけど、原則的にギリシャがコートジボワールに引き分けか勝ちで、引き分けた場合は日本がコロンビアに2点差以上の勝利が必要で、ギリシャが勝った場合は基本的に日本がギリシャと同じ得失点差で勝てば良いという事になる。どちらにせよ他力 […]

「アフリカ勢の躍進を象徴するガーナの健闘」ブラジルW杯グループG ドイツ-ガーナ

今大会は、現時点でコートジボワールとナイジェリア、アルジェリアがグループ2位をキープしているように、いつものお家騒動で自滅したカメルーンを除けばアフリカ勢の躍進が目立っている。 高温多湿+多雨という気候、足場が緩くて芝が長めのピッチという環境のおかげで日本やスペインなどパスサッカーを得意とするチームが苦戦しているのに対し、個人のフィジカルやスピードで勝負が出来、もともと赤道近くの気候に慣れていると […]

「W杯ではチームの強みは弱みになる」ブラジルW杯グループE スイス-フランス

スイスといえば、W杯欧州予選の10試合で失点が6という非常に堅守速攻型のチームだったはずなのだが、フランスとの対戦は何と後半28分までに5点を叩き込まれるという信じられない試合になってしまった。 スイスにとって不幸だったのは、まずCBの要であるフォン・ベルゲンを試合開始わずか9分で眼窩骨折という大怪我のために失ってしまい、交代で入ったのが鈍重なセンデロスで、そのためフランスが何度も繰り出すハーフカ […]

「日本がやりたかった事を遂行したオージー」ブラジルW杯グループB オーストラリア-オランダ

前回王者のスペインをグループリーグ敗退に追い込む強烈なダメージを与えたオランダに対して、日本と同じアジアのオーストラリアは非常に勇気を持った戦い方を見せてくれた。 オランダはスペイン戦と同様に3バックでスタートしたのだが、4-3-3の形をとるオーストラリアの3トップがオランダの3バックに対してプレッシャーをかけ、オランダにまともなビルドアップをさせない。中盤とサイドの数的不利にもDFラインがしっか […]

ギリシャ戦のパワープレイは「勝つよりもリスク回避」ではないか?

今回のギリシャ戦でも終盤にパワープレイを仕掛けた事で、それなら何故ハーフナー・マイクや豊田を入れなかったんだという意見が出て来ているが、個人的にはTwitterのほうで書いたように、勝ちに行くことよりも負けない事を選んだのではないかと思っている。 裏のコロンビア対コートジボワールの試合でコロンビアが2-1で勝ったので、コロンビアに対する日本の勝ち点差は-6で得失点差は-5、総得点が-4。つまり、ギ […]

1 11 16