Jリーグ

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「やはり前線の出来で試合は決まる」J1第22節 ヴィッセル神戸-アルビレックス新潟(2-1)

3連勝中と勢いに乗る神戸と、勝ったり負けたりで調子が不安定な新潟との対戦は、その言葉通りの試合内容と結果になってしまった。 神戸はCBが高い位置取りをし、なおかつSBも積極的に上がる超攻撃的な姿勢でスタートしたと思ったら、あっさりそのSBの裏を取られてCBのカバーが間に合わずアンデルソンに流し込まれていきなり失点。 その後も、サイドから攻めようとする神戸に対して新潟のカバー意識が非常に強く、神戸が […]

「セレッソは若手に光明か」J1第9節 鹿島アントラーズ-セレッソ大阪(2-1)

前半戦は低迷を極めていたのに、いつの間にか怪我人がどんどん戻って来て調子を取り戻し、9位にまで浮上してきた鹿島と、乾とピンパォンという主力が抜けた上に、昨季少なかった失点も増えて調子が上がらないセレッソとの対戦。 試合が始まってすぐに分かったのがセレッソの調子の悪さで、特に茂庭と上本のCBが作るラインコントロールの動きが鈍く、前線との距離が空いてしまうために小松が完全に孤立してほとんど前でボールが […]

「災い転じて福となす」J1第20節 名古屋グランパス-ジュビロ磐田(2-1)

ともに故松田選手にゆかりのある選手が多いチーム同士の対戦。試合前には、横浜自体の松田の背番号3が書かれたアンダーシャツを着て、田中隼が黙祷を捧げていた。 名古屋は楢崎とダニルソンという守りの中心を怪我で欠く苦しい布陣だったが、ダニルソンに代わって先発したブルザノビッチの守備力不足を、玉田やケネディ、小川の前線が良く下がってサポートし、サイドの活発な上がりにつなげてボールを支配する。 しかし先制した […]

「疲れた時の経験値」 J1第19節 ジュビロ磐田-ガンバ大阪(1-2)

なんかJの戦評は久々に書くような気がするけど・・・(笑) さて、今やフランスメディアからも注目を集める山田大記を中心とした3人の大学出ルーキーを取り込み、Jリーグでも屈指のポゼッションサッカーをするチームに変貌しつつある磐田と、ポゼッションでは大先輩のガンバという楽しみな対戦。 試合は序盤から、互いにコンパクトな中でパスをつなぎあう、いかにもポゼッションサッカー同士の目まぐるしいボールの動きが続い […]

「アドリアーノ抜けて強くなった?」J1第18節 ガンバ大阪-サンフレッチェ広島(5-3)

どう考えてもサッカーのスコアじゃない得点が入った試合になってしまったが、それにしてもアドリアーノが抜けてからの2試合でガンバは9点と、ここまでアドリアーノがガンバで得点した数だけ取ってしまうのは何たる皮肉だろうか(笑)。 しかし、この試合に限って言えばガンバにパスサッカーが戻ったせいと言うよりは広島の集中力の問題で、1点目は遠藤のFKで中澤をどフリーにしてしまい、2点目は遠藤のミドルが良かったとは […]

「やっぱり浦和はフィンケサッカー?」J1第17節 浦和レッズ-アビスパ福岡(3-0)

世間では早くも残留争い裏天王山と呼ばれていた対戦だったが、結果的には浦和が3-0の完勝に終わった。 これで浦和は一気に上向きに・・・と言いたいところだが、内容的にはかなりしょっぱいもので、相手がそれ以上にしょっぱい福岡だったから勝てたようなものの、この試合で1得点1アシストのエジミウソンが浦和への残留を希望していたにも関わらず、移籍金獲得のために放出を決めたとの報道もあり、とても一枚岩で戦えるよう […]

「上位対決は川崎の完勝」J1第16節 川崎フロンターレ-サンフレッチェ広島(2-0)

ここまで共に好調で3位と5位という上位での対決になったJ1注目の試合は、川崎が攻守ともに広島を全く寄せ付けない完勝に終わった。 川崎は4-4-2のゾーンディフェンスを引いており、それを自陣の中程にかっちりと固め、広島にサイドを攻められてもいいから中は絶対にフリーな選手を作らないという意識が徹底されていた。そして、誰かが広島のボールホルダーにアタックすると、その選手がいた位置を埋めるように他の選手が […]

「鹿島はホーム復帰を飾れず」J1第15節 鹿島アントラーズ-ヴァンフォーレ甲府(0-1)

震災後初のホームゲームとなった鹿島だが、平日とあって8000人以下と寂しい観客の中で、無得点のまま敗れるという寂しい試合となってしまった。 鹿島の先発は田代と興梠の2トップ、新井場の左サイドになったオール日本人で、前半は田代のポストに興梠がうまく絡んだり、小笠原が好調で短いパスがよく回り、代表に呼ばれた西も活発な攻め上がりを見せて鹿島が久々にらしい人とボールの動きを見せてボールを支配するが、堅く守 […]

「このままでは降格まっしぐらの福岡」J1第14節 アビスパ福岡-セレッソ大阪(0-3)

ここまで開幕から9連敗とどん底状態の福岡がホームにセレッソを迎えて臨んだ試合だが、試合開始すぐに福岡の抱えている問題がはっきりと見て取れた。 福岡の守備は一応4-4のゾーンはひいてはいるものの、それが全くセレッソの攻撃に対してプレッシャーをかけられていないのだ。 後ろからのクサビパスを受けに来るセレッソの2列目に対し、単に福岡の中盤は前へのパスコースを消すように寄ってみるだけで、セレッソの選手はほ […]

「2つの顔を持つしたたかな仙台」J1第14節 ヴィッセル神戸-ベガルタ仙台(1-1)

直接被災を受けた地域のクラブということで、震災後の成績に相当悲観的な見方をされたベガルタだが、蓋を開けてみればここまで無敗で3位につける快進撃。この試合でも、復興にかけるモチベーションの高さをひしひしと感じさせる内容を見せつけた。 仙台のサッカーを一言で表すと、ズバリ「全員守備&全員攻撃」。守備時にはコンパクトな4-4のゾーンを上げ下げしながら相手のクサビに対して激しくプレッシャーをかけ、ボールを […]

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