サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「鹿島はホーム復帰を飾れず」J1第15節 鹿島アントラーズ-ヴァンフォーレ甲府(0-1)

震災後初のホームゲームとなった鹿島だが、平日とあって8000人以下と寂しい観客の中で、無得点のまま敗れるという寂しい試合となってしまった。
鹿島の先発は田代と興梠の2トップ、新井場の左サイドになったオール日本人で、前半は田代のポストに興梠がうまく絡んだり、小笠原が好調で短いパスがよく回り、代表に呼ばれた西も活発な攻め上がりを見せて鹿島が久々にらしい人とボールの動きを見せてボールを支配するが、堅く守る甲府の守備をなかなか崩せず前半を終了。
後半もボールを回しはするのだが、なかなかシュートを枠に飛ばすことが出来ない鹿島は、今季不調の主な原因となっているペースダウンの兆候が徐々に出始め、西と新井場のサイドの上がりが鈍くなって攻撃の迫力が無くなってくる。
鹿島は本山、柴崎、イゴールを投入してチームにカンフル剤を与えようとするのだが、まだしっくり来ていない感じで、個人ではボールを持つと良いプレイがあったりはするのだが、チームとして有効な働きになっているとは言いがたい様子。
そしてそのままスコアレスドローで終わるかと思われたロスタイムに、スローインからボールを受けたハーフナー・マイクが、DFの股を抜いて曽ヶ端の虚を突くシュートを決め、甲府が劇的な決勝ゴールを決めてアウェイで勝利を飾った。
まあ、結果ほど鹿島は悲観的になる内容ではなく、まさに負けるときはこんなものという試合ではあったが、やっぱりホーム戦再スタートで勝てないってのは、サポーターにとっては心が折れるところだろうね。外人選手のフィットに加えて、遠藤や野澤ら若手(でもないか・・・)がもっと安定した力を出せるようになる事も、今後の課題だろう。
甲府はせっかくのハーフナー・マイク決勝弾をザックに見てもらえなかったのは残念(笑)。まあ、でも岩政には結構抑えられてしまっていたし、ザックのお眼鏡にかなうまでにはもうちょっと頑張らないといけないかな~。

モバイルバージョンを終了