ワールドカップ

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ドイツW杯 準々決勝 ブラジル-フランス(0-1)

大本命と見られていたブラジルが敗れてしまった。しかし、考えて見ればここまでブラジルはフランスのような世界的なストロングポイントを持っているチームとは対戦していなかったわけで、初めて訪れた壁を前にして、ロベカルやカフーの衰え、カカーとロナウジーニョの不調、デブの運動量といったエクスキューズが露にされてしまった試合だったと言える。 この試合でブラジルはアドリアーノを控えにしてロナウドとロナウジーニョの […]

ドイツW杯 準々決勝 ドイツ-アルゼンチン(1-1PK4-2)

意外な早い時間での得点、怪我で選手交代枠を使ったこと、フィジカルに勝る相手に早めに守備に回る、カウンターから決定的チャンスがあっても決められず、そして最後は追いつかれると、まるで日本対オーストラリアをなぞったかのような試合となった。結局はPK戦までもつれこんだのだが、ドイツは完全なホーム、アルゼンチンのGKは控えとあっては、PK戦に入った時点で勝負は決まっていたと言える。 もちろん、試合のレベルは […]

ドイツW杯 準々決勝 イタリア-ウクライナ(3-0)

戦前の予想通りの結果と点差になってしまったが、ウクライナの守備組織と運動量は素晴らしく、プレスでマークに入ったり前線の選手とサンドイッチするスピードは最後までイタリアの攻撃陣に余裕を与えず、攻撃場面になるとゴール前に4人が突入する思い切りはイタリア守備陣に十分冷や汗をかかせていたと言える。 この試合の勝敗を決めたのはほんのディテールで、トッティにベタでマークをつけたがゆえにトッティにワンタッチでは […]

ドイツW杯ベスト16 ドイツ-スウェーデン(2-0)

直接的な原因としては、クローゼとポドルスキーが絶好調なドイツと、イブラヒモビッチに全く切れが無いスウェーデンとの差が出てしまったと言えるのだろうが、それ以上に開催国で観客のパワーをもらっているかどうかという部分が、集中力や攻守の切り替えの早さといったディテールが積み重なって大きな差となった試合だったように思う。 それにしてもスウェーデンは、ドイツサポーターの声援に浮き足立っていたのか、いきなりクロ […]

ドイツW杯ベスト16 ブラジル-ガーナ(3-0)

今までタイミングが合わなくてガーナの試合を見ることは出来なかったのだが、結果として完敗したとは言え、ガーナが非常にレベルの高いチームである事はすぐに分かった。選手個々の身体能力、キープ力、トラップの柔らかさは申し分なく、そういった選手がラインを上げてコンパクトにした守備戦術を駆使してくるのだから、これはチーム力に穴のあるチームであればこてんぱんにやられるのも道理だと思った。 が、その高いDFライン […]

ドイツW杯ベスト16 イタリア-オーストラリア(1-0)

イタリアにとっては4年前に苦杯を舐めさせられたヒディンクが相手とあって負けられない試合。イタリアはトッティがサブに回ってトニとジラルディーノの2トップの下にデルピエロを配した4-3-1-2、オーストラリアは出場停止のエマートンに代わってステリョフスキが右に入ったビドゥカが1トップの4-3-3という形で始まった。 試合はオーストラリアの厳しいマンマーク守備と攻撃への切り替えの早さにイタリアが受けに回 […]

ドイツW杯ベスト16 ポルトガル-オランダ(1-0)

ベスト16屈指の好カードとなった試合だったが、試合内容うんぬんよりもロシアのイヴァノフ主審による、杓子定規でナーバスなレフェリングが試合をぶち壊してしまい、途中からいったい誰が退場になるのかといった部分にだけ試合の注目が集まってしまったのは本当に残念だった。 しかしレフェリングの部分を抜きにしても、ポルトガルとオランダにチームとしての差があった事は事実で、特にポルトガルのマニシェ・コスティーニャ・ […]

ドイツW杯ベスト16 アルゼンチン-メキシコ(2-1)

セルビア・モンテネグロ相手に6点を叩き込んで死のグループを首位で通過したアルゼンチンと、2位通過のメキシコと言うこの組み合わせは、どう考えてもアルゼンチン有利は堅い予想ではあったのだが、こと試合内容だけで言えばメキシコが勝つべき試合だったと言える。 ボルヘッティが怪我から戻ったのでフォンセカを2列目に下げた3-6-1のような形にしたメキシコのサイドからの執拗な攻撃に前に、アルゼンチンの守備は最初か […]

ドイツW杯グループE イタリア-チェコ(2-0)

全てのチームに勝ち抜きの可能性があり、1位通過しないと相手がブラジルになるという、首位のイタリアとて楽ではないグループの最終戦。イタリアはジラルディーノの1トップの下にトッティとカモラネージが並ぶ4-3-3、チェコはコラーが負傷、ロクベンツが出場停止でバロシュが1トップになった4-1-4-1の形。 試合は点差だけ見ればイタリアの余裕勝ちではあるのだが、チェコはガーナ戦の悪評がウソのような素晴らしさ […]

ドイツW杯グループD ポルトガル-メキシコ(2-1)

グループリーグ突破が決まっていて、しかも1位抜けにこだわる必要が無いポルトガルは先発から5人のレギュラーを落としたのに対し、メキシコはポルトガルに負けてアンゴラがイランに大勝すると危ないという立場の違いが、皮肉にも結果を左右してしまった試合となった。 試合は当然ながらメキシコが攻めに出てポルトガルを圧倒する勢いで始まったものの、メキシコはカウンターからあっさり失点、そしてマルケスの不用意なハンドで […]

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