「終わりよければ全て良し?」イタリア・セリエA第17節 チェゼーナ-カリアリ(1-0)

前節のインテル戦がCWCの関係で延期になったために、2週間ぶりの試合となったチェゼーナは、5試合ぶりにホームで勝利を挙げて勝ち点3をゲット。
とは言え、内容的には前のボローニャ戦より向上していたわけではなく、相変わらずサイドチェンジが極めて少なく、長友のオーバーラップは警戒されて常にサイドのスペースをふさがれ、ボグダニは調子が上がらずに前でボールが収まらず、ジャッケリーニはボールを持つとドリブルとシュートしか考えない猪突猛進状態で、カリアリがほぼボールを支配しているような状態だった。
チェゼーナは先制点を挙げられたことで、守勢には立たされたがその分岡田ジャパンと同じようにコンパクトな陣形を維持する事ができ、カリアリのFWがSBチェッカレッリの裏のスペースに飛び出して中盤からのアーリー気味のパスを受ける攻撃に、アジリティに欠けるチェゼーナのCBが何度か振り切られて危ない場面を作ったが、GKアントニオーニの好セーブもあってかろうじて逃げ切る事ができた。
あと、この試合では久々にヒメネスが切れており、17分にジャッケリーニとのワンツーからうまくコースに得点を決めたのを始めとして、度々カウンターの基点として絶妙のパスを出すなど、チェゼーナでは唯一技術の高さを見せられる選手として存在感を出していた。と言うか、遠藤のようにあまりスペースの無いところでは活きないタイプなので、チェゼーナではボランチとして働くほうがいいのではないかと思ったりするのだが、そうなると点を取れる人間が前にいなくなるのが問題なんだよなあ・・・
長友は、2度ほどボール奪取から豪快なオーバーラップを見せて観客を沸かしたがクロスの精度はいまいちで、相変わらず相手に警戒されてオーバーラップするスペースは押さえられている状態なので攻撃面での貢献はあまり出来てなかった。その分、後半はほとんど攻撃には参加せずに中に絞り気味のポジショニングを取り、長友のサイドに守備を集める相手の対策を逆手にとって、左サイドを中心に攻撃を仕掛けるチェゼーナの戦略に間接的な貢献をしていたと言える。
これでイタリアはクリスマス休暇に入り、長友も帰国する。まだアジアカップへの出場は決まってはいないが、しばらくは日本のマスコミにも姿を現すことも多くなるだろう。古巣FC東京が降格したので長友も複雑な思いがあるだろうが、しっかりリフレッシュして来年に向けて英気を養って欲しいところだ。

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