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「復帰してもハーフナー・マイクは相変わらず」オランダ・エールディビジ第20節 フィテッセ-NEC

昨年12/7の試合でのラフプレイによる3試合の出場停止から戻ってきたハーフナー・マイクが先発復帰した試合は、NECとのヘルダーラント・ダービー。

オランダで最も熱いダービーと称される試合は、序盤こそホームのフィテッセがNECをポゼッションで圧倒する展開を見せ、29分にDFのモリがCKからヘディングを決めて先制点をゲットするものの、その後の決定機をフィテッセはなかなか物に出来ず、前半は1-0のままで折り返す。

後半になると、リードを奪われたNECが気持ちで吹っ切れたのか、速い出足のプレスでフィテッセのパスワークを寸断し、ボールを奪うと常時前線に4人が飛び込む怒涛の攻撃でフィテッセを圧倒、それでも何とかGKとDFの粘りで耐えてはいたのだが、29分にゴール前で折り返された何でもないボールをPA内でクリアミス、そのまま相手に渡って同点ゴールを決められる。

フィテッセはようやく試合終了間際に反撃を見せ、セットプレイや跳ね返りを拾ってのシュートをNECゴールに浴びせるものの、ことごとくボールが相手の体に当たるなどでゴールマウスには入れられず、そのままドローで試合終了。リーグ戦現在2位と最下位、しかもフィテッセホームとは思えない冴えない内容と結果に終わってしまった。

ハーフナー・マイクについては復帰後も相変わらずで、相手を背負ってのポストプレイやそこからの動き直しはあまり無くて、中盤でフリーな状態からボールを受けてパスを流したり、ロングボールをフリックで落とすという単発プレイに終始。フリックでほとんどDFに勝てているのはある意味凄いが、動きの質と量はやはり現在の代表が求めているレベルからすると苦しい。

ブラジルW杯本大会では、戦略的な幅から言っても高さのある1トップがいたほうがいいんだけどねえ・・・現状ではあまりに使い道が限定され過ぎていて厳しい。何とかもう一皮むけてくれないものかなあ・・・

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