「既に見た目がオッサンな堂安、ポジションもオッサン化が進行中?」トレーニングマッチ フローニンゲン-ブレーメン
- 2018.08.01
- オランダ・エールディビジ
昨日はDAZNでやっていた、堂安律が所属するフローニンゲンと大迫が加入したブレーメンとのトレーニングマッチ。ただし大迫は同じ日に入団会見をしたのでまだこの試合には出場していない。
フローニンゲンはダニー・バイス新監督。ブレーメンは昨年の11月に就任したコーフェルト監督、どちらも30代半ばの若い監督同士の対戦。今シーズンから7番を背負う堂安は4-4-2の右SHで先発していたが、変な七三分けの髪型だったのと体格がさらにゴツくなったせいでオッサンにしか見えない(笑)。
試合は、格上のブレーメンがボールを支配するも、フローニンゲンは自陣に3ラインのゾーンを作ってスペースを与えない。堂安も守備に回る時間が多く、ようやくファーストタッチは前半の7分で、前半13分にはイーブンボールを相手陣内で拾って、カットインからファーへ巻くシュートを撃つも、ブレーメンのGKにセーブされる。そして19分には、左サイドで堂安がモロッコのマヒとのコンビからヒールでアシスト性のパス。
前半35分ごろから、フローニンゲンは3-4-1-2にフォーメーションを変更、トップ下に入った堂安には良くボールが入るようになるが、パスを受けてのターンからドリブルするもパスコースが無く左サイドに展開せざるを得なかった場面のように、味方のサポートが薄く決定機を作るまでには至らない。41分にも、右サイドでボールを受けてダブルタッチで抜こうとするがファールを受けて倒される。
後半2分、ドリブルでグイグイ入ってCKをゲット。後半はセットプレイを堂安が担当するようになる。しかし13分に、サージェントがクロスにピンポイントで合わせるもフローニンゲンのGKがファインセーブで防いだ決定機をきっかけに、ブレーメンはボールへの寄せが早くなり、セカンドボールを支配して攻勢に出る。さらに20分にクルーゼ、ハルニクといったベストメンバーが入るブレーメン。
フローニンゲンは5-4-1にフォーメーションを変更して守備的な体制にシフト、堂安はダブルボランチだがコンビを組んだライスよりも攻撃的なポジション。そして後半28分、堂安がからんだワンツーからクロス、最後はモレイラのヘディングまで持って行ったがゴールには繋がらず。
終盤はブレーメンが完全にボールを支配、フローニンゲンは自陣に壁を作ってカウンターを狙うものの、途中でミスが出てシュートまで持って行けない。後半ロスタイム、ブレーメンが自陣タッチライン際からクリアしたボールを拾った堂安がスルーパスを出すも、味方と合わずラインを割ってしまい、その直後に試合終了のホイッスル。試合は結局スコアレスドローで終了した。
堂安はフルタイム出場だったが、昨シーズンは4-2-3-1の右アタッカーだったのに、この試合では4-4-2の右SH、途中でトップ下にはなったが後半はボランチと、守備的な役割にシフトしてしまっている。監督も本人もシュートをもっと撃つべきと思っていたはずなのだが・・・シーズン前なので新加入の攻撃選手を試したい思惑はあるのだろうが、今シーズンは監督がどういうポジションで堂安を使っていこうとしているのか、ちょっと気になるところではある。
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