2012年10月

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「際立つデンマークの勝負弱さ」ブラジルW杯欧州予選グループ2 イタリア-デンマーク

現在まで2試合を経過して2引き分けとスタートダッシュに失敗したデンマークと、2勝1分けと珍しく好調なイタリアとのジュゼッペ・メアッツァでの対戦は、イタリアが順当に3-1で勝利を飾った。 とは言え、結果が表すほどには両チームのチャンスの数には差がなく、特に前半の序盤はデンマークが中盤でボールを奪っての速いカウンターから何度もサイドをえぐってクロスの場面を作り出していた。が、フリーで放ったベントナーの […]

ブラジルW杯アジア最終予選の動向

昨日のブラジル戦完敗の後とあって、いまいち気分的に晴れない朝ですが、昨日は日本とレバノン以外はアジア最終予選の第5節があり、これで全チーム折り返しとなりました。 日本のいるグループBでは、イラクホームでオーストラリアとの試合があり、イラクが72分に先制点を奪いながらもその後2点を奪われて逆転負け、そしてもう1試合はホームのオマーンがレバノンに勝利し、1位は日本が勝ち点10で変わらず、2位に勝ち点5 […]

「ブラジルで行ってブラジルに跳ね返される」国際親善試合 日本-ブラジル

試合結果は0-4、しかも決定的なピンチの数を合わせたら0-7で負けていてもおかしくない惨敗だったが、下手に引きこもって惜敗で終わるよりも、これから世界と戦う上で足りない部分というものがはっきり選手に刻み込まれたという点で、とても貴重で苦い教訓をいただいたという感じだろうか。 日本は、1トップの本田の下に香川、中村憲、清武が並ぶ事実上の0トップという布陣で試合に臨み、序盤はブラジルと互角のパスワーク […]

「南米強豪対策のお手本だったが・・・」ブラジルW杯南米予選第9節 アルゼンチン-ウルグアイ

結果的には、ホームのアルゼンチンがウルグアイを3-0で一蹴した試合になってしまったのだが、ウルグアイの戦い方はアルゼンチンやブラジルといった前線に強力なタレントがいるチームに対してのお手本のような内容だった。 ウルグアイはDFラインがメリハリのある統率が取れたラインコントロールで前線の飛び出しを許さず、中盤とDFラインでアルゼンチンのアグエロ、メッシ、イグアインをきっちりサンドイッチ、ディ・マリア […]

「ポルトガルとフランスは似たもの同士」ブラジルW杯欧州予選グループ6 ロシア-ポルトガル

グループリーグ2試合負け無しと、共にW杯予選で絶好のスタートダッシュを決めた両チーム同士の直接対決は、まずロシアがホームでポルトガルを下した。 それにしても、力量では優位と見られていたポルトガルがロシアに屈してしまった敗因は、日本に負けたフランスの場合とほとんど同じだったのが、試合を見ていてある意味面白かった。 試合は当然のようにポルトガルが支配するものの、攻撃のコンビネーションやアイデアというも […]

ナビスコカップ準決勝第2レグ 柏レイソル-鹿島アントラーズ

フランス戦を見た直後の試合だけに、チーム全体の内容がどうこうと言うよりも、両チームの若手で今後世界に通用する素材はいるか、といった視線でついつい見てしまった。 その意味で目を引いたのは、やはり鹿島の全得点に絡んでPKまで失敗した(笑)大迫。ずっとロンドン五輪代表に選出され続けていたものの、本番では結局メンバーから落選し、当然ながら本人としては期するものがあったのだろうが、ここのところの活躍ぶりは眼 […]

「見事サンドニでリベンジ!」国際親善試合 フランス-日本

いや~、まさか11年前のトルシエジャパン時代に0-5で惨敗を食らった、同じ相手と同じ場所で勝ってしまうとは思わなかったね。寝不足ですごく眠いけど気持ちのよい朝だ。 とは言え、内容的にはこれで良く勝てたな、というぐらいに課題が噴出した試合でもあった。 特に前半は、試合前に懸念した通りのやられっぱなし状態で、ハーフナー・マイクはスペースに動くわけでもポストプレイに下がるわけでも無く前線で棒立ち状態、中 […]

「宇佐美とリベリの小さくて大きな差」ドイツ・ブンデスリーガ第7節 バイエルン・ミュンヘン-ホッフェンハイム

宇佐美にとっては、試合でほとんど起用してもらえずに放出されたバイエルンに対するリベンジの機会となった試合だったが、現実とは過酷なもので、2-0という点差以上に力の差を見せつけられる試合になってしまった。 ホッフェンハイムは、バイエルンに対して出来るだけ高い位置からプレスをかけようという姿勢を見せはしたものの、その時間はほとんど続かず、バイエルンの圧倒的なポゼッションに対してDFラインは低い位置に押 […]

親善試合フランス戦展望

昨日は飲みの用事が入って、サッカーの試合を見られなかったので1日早いですがフランス戦の展望を軽く。 もう既にマスコミなどでは散々話題になっていますが、本来であれば今までのベスト布陣をぶつけて力試しをする場であるはずだったのに、怪我人続出のために試合のポイントは主力選手の抜けた穴をどうやって埋めつつ戦うかという事になってしまいました。 特に、ポゼッションを保つためのキープポイントとして代表には不可欠 […]

「長友、選手生活で初退場」イタリア・セリエA第7節 ミラン-インテル

長友が、2枚のイエローをもらって後半早々に退場してしまった事も含めて、審判の判定に物議を醸した試合ではあったが、試合全体を見なおしてみると判定自体にそれほど大きなミスやブレは無かったように思う。 ただパオロ・ヴァレーリ主審の采配が致命的だったのは、イエロー気味のファールに対して注意や対話といった手段を使わず、全てイエローカードでコントロールしてしまおうとした事だった。 長友の1枚目については当然だ […]