2010年3月

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「経験の重み」ACL2010グループH サンフレッチェ広島-アデレード・ユナイテッド(1-0)

ついこの前までは、アジア相手にナイーブでイノセントな試合をしていた広島が、これだけクレバーな試合運びが出来た事にまずは驚いた。やはり、いかにサッカーと言うスポーツにおいては経験がモノを言うかという事を痛感させられた。 前回の対戦では、アデレードのクサビに対してはほぼ無抵抗の反応しか出来ていなかった広島だったが、この試合では縦のボールに対しては常に数的優位を作って自由にプレイさせず、1対1ではまずボ […]

「J2の洗礼」J2第4節 ジェフ千葉-ザスパ草津(2-1)

J1のメンバーを大部分残し、J1昇格争い筆頭間違い無しの千葉が、勝ったとは言えここまで5分の星で苦しんでいたのを象徴するかのような内容だった。 ボールポゼッションは徹頭徹尾で千葉が掌握し、面白いようにパスを回すんだけど、最後の部分で人数をかけて守る草津の守備を崩す事が出来ず、シュートは可能性の低いミドルばかりで、ひたすら攻めあぐねていたら後半18分にセットプレイから戸田に決められと、J1降格組が陥 […]

「中村封じのお手本」J1第4節 ヴィッセル神戸-横浜Fマリノス(1-1)

絶好調の横浜相手に、神戸だとどうかなと思ったのだが、やはりそこは三浦監督らしく、横浜の良さを徹底的に潰した采配を見せてくれた。 攻撃のキーマンである中村は、スペースが無いところに自分から飛び込む事がほとんど無く、プレスをかけるとボランチの位置にまで下がってくる癖があり、そうなるとどうしてもそこからの大きな展開に偏ってしまって攻撃のスピードが遅くなってしまい、さらに相手側にとっては守りやすくなるとい […]

「ボーナスステージ」ACL2010グループF 鹿島アントラーズ-ペルシプラ・ジャヤプラ(5-0)

試合から日にちが経っているのと、相手が相手だっただけにごく簡単に(笑)。 まあ、ACLではお馴染みの引きこもり相手の試合ではあったが、ガンバが対戦したアームド・フォーシズに比べるとCBに高さが無いし、GKのレベルが低かったのであんまり苦労は無かった感じだね。 3トップのフォーメーションはあまり機能したとは言えなかったが、この試合でも小谷野選手を初めて公式戦で使うなど、若手を使うのが上手いオリヴェイ […]

「退場からのスタート」ACL2010グループG アデレード・ユナイテッド-サンフレッチェ広島(2-3)

試合の序盤は、これまでの試合のように相手のプレスとボディコンタクトにビビリまくりでボールも人も動かせなくて、スローインからの甘い守備で先制点を奪われた時には、やはりこの試合でもダメなのかと思ってしまったのだが、それがストヤノフの退場で一気に空気が変わったのがサッカーの面白いところだよね。 確かに、ボールホルダーにはフィジカルコンタクトがガツーンと来るけど、ちゃんとそれを予測してボディシェイプを整え […]

「痛すぎる4得点」ACL2010グループE 川崎フロンターレ-メルボルン・ヴィクトリー(4-0)

今シーズンの川崎はお世辞にも良いチーム状態じゃないから危ないだろうなと思っていたら、実は下には下がいたのでビックリした(笑)。 川崎同様に怪我人がたくさんいるそうだが、昨シーズンのAリーグ王者が冗談にしか聞こえないぐらいにメルボルンの守備はザルを通り越していて、3バックが厳しくマークに付くわけでもなく、バイタルエリアは誰も埋めずにスカスカ状態、左サイドはレナチーニョのフェイント一発で毎回突破される […]

「盛大なマッチポンプ」ACL2010グループG アームド・フォーシズ-ガンバ大阪(2-4)

河南相手に引き分けを演じた通り、アームド・フォーシズはCBに高さがあって放り込みに強く、東南アジアらしく足技とスタミナに優れていて、ワンバウンド目が大きく弾んでブレーキがかかる人工芝のピッチと相まって、試合が始まるとこれはかなりの難敵だなと感じた。 しかし、ガンバは最初のチャンスで狭いコースから平井がファーへ流し込んで先制し、これはラッキーな展開になるかなと思ったら、32分にカウンターからあっさり […]

「特にコメントはありません」J1第3節 FC東京-セレッソ大阪(0-0)

日曜日にやった、とあるイベントの疲れがまだガッツリ残っているので簡単に。 スタジアムに吹いていた強風の影響もあって両チーム共にミスが多く、さらに結果はスコアレスドローと、なかなか波に乗れない両チームの現状を象徴したかのような試合だった。 セレッソは、マルチネスがJ1のペースに慣れてきたのか、開幕戦に比べると多少攻守にスムーズさが出て来た様子だったが、この試合でも後半途中まではFC東京にポゼッション […]

「中村で化けた」J1第3節 横浜Fマリノス-川崎(4-0)

トルシエ時代のアジアカップ然り、オシム時代のエジプト戦然り、上手く行っているチームには必ず化ける瞬間というものがあるのだが、横浜にとってはこの試合がまさにそうだと言えるのかもしれない。 そしてその要因は、やはり中村の存在という事になるのだろう。 彼にボールを預け、前に走れば必ずそこにボールが出てくる。チーム全員がそういう自信と確信に満ち溢れているので、プレイに躊躇や迷いが無くなり、攻守の切り替えが […]

「さて本田の対戦相手は・・・」欧州CLベスト16 チェルシー-インテル(0-1)

次に本田と対戦する相手の試合ともなると、やっぱり今までとは試合の見方が全然変わってきちゃうよね(笑)。 チェルシーは、1トップのドログバの下にスピードのあるマルダとアネルカを並べ、中盤はアンカーのミケルのサイドにシュート力のアルランパートとバラックを配するという、何をどうやっても点を取られそうなメンバーで臨んで来た。 が、その強力な攻撃陣にも弱点はあり、中盤の3人がパスワークで組み立てるタイプでは […]

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