2012年11月

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「香川の穴を埋めつつ有るドルトムント」欧州CLグループD レアル・マドリー-ボルシア・ドルトムント

昨年までは、リーグでは無類の強さを発揮しながらCLでは失望の結果に終わっていたドルトムントだが、優勝候補であるレアルのホーム、サンチャゴ・ベルナベウでも勝ち点1をもぎ取り、ここまでグループ首位と快走を続けている。 もっとも、この試合でも後半途中からはレアルの一方的なペースになってしまい、GKヴァイデンフェラーの攻守が無ければあと2点はぶち込まれていたぐらいの勢いだったが、そこで何とか粘れるようにな […]

「宇佐美は本当に成長していないのか」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 ホッフェンハイム-シャルケ

昨日から風邪を引いてしまい、どうも体調が思わしくないので試合全体をパースする事はやめて、ちょうどオマーン戦の代表に選ばれたものの、その成長度に対してザックからのダメ出しを食らってしまった宇佐美を中心に見てみることにした。 じゃあ実際に全く成長はしていないかと言うと、間違いなく守備面では成長していると言える。サイドプレイヤーとして、相手が前に進んできたらきっちりマークして下がり、スライディングも機会 […]

「しょっぱい試合を何とかもぎ取る」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 ニュルンベルク-ヴォルフスブルク

マガト監督解任以来、2連勝で調子に乗っているヴォルフスブルクをホームで破ったといえば、それなりに良い内容の試合だったのかなと見てみれば、相変わらずしょっぱい内容でそれ以上にヴォルフスブルクがダメダメな試合でしたとさ・・・ とは言え、ここ最近は酷いと言うしかないチーム状態に沈んでいたニュルンベルクにとっては、勝ち点3という最上の薬と共に、いくつか今後の方向性を占うポイントがあったのは事実である。 ま […]

「48戦無敗のユーベを破る」イタリア・セリエA第11節 ユベントス-インテル

前期を圧倒的な力で制した王者であり、今期もスクデット争いを快走しているユベントスとのイタリアダービーは、インテルがアウェイでありながらユベントスを3-1で下し、48連勝の記録をストップさせると同時に首位ユーベに勝ち点1差まで詰め寄る極めて大きな勝利となった。 しかし快挙に沸き立つ世間の反応を見ながら改めて試合を見てみると、インテルにとっては非常に際どい、まさに紙一重で勝利を手繰り寄せた試合内容だっ […]

「鹿島の老獪さにしてやられる」ナビスコカップ決勝 清水エスパルス-鹿島アントラーズ

シーズン前半での鹿島の迷走を見ていた頃からすると、それが本当のジョルジーニョ監督が意図していたものかどうかは微妙な気がするが(笑)、結果的に見れば鹿島の戦略がズバリとはまった試合になった。 鹿島は、2列目の左右に遠藤、柴崎というサイドプレイヤーでない選手を配して来たのだが、その狙いは明らかに清水の強みであるサイドアタックをどう封じるかというところにあった。 試合が始まってみると、案の定清水はサイド […]

「ウルグアイ代表よりも日本代表」イタリア・セリエA第10節 インテル-サンプドリア

長友は週末のイタリアダービーを見据えての温存で、64分から途中出場した試合だったので、長友の代わりに左SBとして出場したウルグアイ代表のペレイラのプレイをじっくり見てみる事にした。 で、改めて見てみるとやはりインテルが大枚をはたいてポルトから引き抜いてきただけの事はあるなと思わされた。 やや守備時での足癖の悪さはあるものの、ビルドアップは出来るしクロスの精度もあるし、タイミングの良いオーバーラップ […]

「1-12から1-4」フットサルW杯グループC 日本-ブラジル

カズがW杯メンバーに入ったという事で非常に注目が集まっているフットサルW杯。 自分も、フットサルを何か語れるほど詳しくないし、戦術なんかも何が何だかさっぱり分からないんだけど、展開がスピーディなのでついつい引きこまれて見てしまう魅力があるなと思った。 試合は、前半は日本が粘りの守備でブラジルを1点に抑えていたのだけど、後半にミスから立て続けに失点を許しての敗戦。でも、前回の対戦は1-12の惨敗だっ […]

「ここから乾の正念場」ドイツ・ブンデスリーガ第9節 シュツットガルト-フランクフルト

日本人選手では、フランクフルトの乾とシュツットガルトの酒井の2名が先発に名を連ねた対戦だったが、チームの勝敗も彼らの出来も対照的な結果になった試合だった。 リーグ開幕以来、どんどんと選手が前に出て来る超攻撃的な姿勢で結果を出して来たフランクフルトだったが、この試合ではアウェイということもあってかシュツットガルトの勢いに序盤から押され、前半は本来のサッカーを全くさせてもらえなかった。 特に乾のプレイ […]

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