2012年11月

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「ミシャダービーは浦和が制す」J1第32節 浦和レッズ-サンフレッチェ広島

残り3試合と、とうとう佳境に入って来たJ1。その中でも、浦和対広島という現在首位と3位同士、しかも両チーム共に現浦和監督のペトロビッチが創りあげてきたチームという注目の対決は、ホームの浦和が2-0で本家に軍配が上がった。 しかし試合内容自体は、完全に3-4-2-1のマッチアップという事で主に局面同士の戦いになり、どちらに転んでもおかしくない戦況がコロコロ変化するめまぐるしい試合ではあったが、そこを […]

「新生イタリアは日本のお手本」国際親善試合 イタリア-フランス

つい先日、日本はフランスと親善試合を行なっているだけに、この試合は全体的な内容がどうこうと言うよりも、対戦するイタリアが日本と比べてどうだったのかという点について、嫌でも注目せざるを得なかった。 イタリアは若手を試す試合という事で、ピルロやカッサーノといったベテランを外し、4-3-3の中盤の底、いわゆるピルロポジションに20歳のヴェッラッティ、3トップにはエル・シャーラウィ、バロテッリ、カンドレー […]

ブラジルW杯・アジア最終予選各グループの動向【第6節】

さて、日本が結果を出した後の恒例であるお楽しみ、他国の皆さんを高みの見物とさせていただく時間です(笑)。 まずは日本のグループBは、ご存知のように日本がオマーンに勝利して日本の勝ち点は13に積み上がりました。もう一方のイラク対ヨルダンは、イラクが1-0で勝って何とかW杯出場権争いに留まりました。 出場権争いのボーダーラインである3位とはこれで勝ち点は8の差になり、予選の残りが3試合という事を考える […]

「王手をかけるアウェイでの辛勝」ブラジルW杯アジア最終予選 オマーン-日本

最終予選中、最も厳しい気候と日程になっていた試合で、日本としては勝ち点1でも満足すべきだったところを土壇場でひっくり返しての勝利なのだから、結果としては申し分ないところではあるんだけど、もうちょっと試合をコントロールして欲しかったところだよね(苦笑)。 日本は、ほぼ予想されていたいつものメンバーでスタートしたんだけど、選手のコンディションと意識がバラバラで、特に日本のセンターラインにいる前田、本田 […]

「ある意味シュツットガルトらしい試合」ドイツ・ブンデスリーガ第11節 シュツットガルト-ハノーファー

前半でせっかく2点をリードしておきながら、後半57分から4点を叩きこまれての逆転と、まあとんでもなく無様な試合をやってしまったシュツットガルト。 1ボランチとしてチームを引き締めていたクヴィストの欠場の影響は大きかったのかもしれないが、それよりもチームがあまりに調子に乗りすぎたというのが正解だろう。 ここまで7戦負け無しと調子の波に乗っていたシュツットガルトは、序盤から酒井とボカの両SBが非常に高 […]

「カレンは1トップの救世主となるのか」オランダ・エールディヴィジ第12節 VVVフェンロ-ヴィレムII

最下位に低迷するチームへのカンフル剤として、ロクホフ監督が行ったのは今流行である(笑)選手の総取っ替え。そのおかげで前節のAZ戦からカレンが1トップで先発に復帰し、大津は余波を食らってベンチ行きになってしまった。 今節も、ウイニングチームネバーチェンジの原則でカレンは先発。そして残留のライバルであるヴィレムIIに4-1で快勝と、それまで最高で2点しか取れずに未勝利だったチームが、いきなりの4発で連 […]

アジア最終予選オマーン戦展望

気がつけば、もう最終予選オマーン戦が明日に迫っているので、恒例の展望を簡単に書いて見ることにする。 オマーンは、日本がホームでの予選最初の試合で3-0と大勝しただけに与し易い相手と見られがちではあるが、結局この予選で彼らが敗戦を喫したのはその1試合だけで、2試合目のホームオーストラリア戦ではスコアレスドローの引き分けに持ち込み、直近のヨルダン戦を2-1で勝利、次の日本戦で勝ち点を挙げれば暫定で単独 […]

「いよいよ現実路線に転向か?」イングランド・プレミアリーグ サウサンプトン-スウォンジー

ここまでわずか1勝で19位、監督の更迭は間近と噂されているサウサンプトン。その低迷の一番大きな理由は、やろうとしているサッカーに選手の質が見合ってないことに尽きると思っている。 攻撃に人数をかけてゴール前まで持ち込もうとする「攻撃的」スタイルながら、後方からのビルドアップ能力は吉田以外はさっぱりで、結局は相手のボールを奪ってから攻めるリアクションサッカーでないとチャンスが作れない。 しかも、攻撃陣 […]

「清武が掴みつつある新しい境地」ドイツ・ブンデスリーガ第11節 マインツ-ニュルンベルク

この試合後の清武の談話で、「もったいない試合」という感想があったが、前半序盤に食らった2失点が無ければ十分勝てた試合だったように思う。 と言うか、その2失点があまりにも酷すぎ。試合開始から、ロングボールを前線に蹴りこんで激しくセカンドボールを狙いに来たマインツに対して、1点めは左SBが競り合いで倒れ、DFの股間を抜かれたシュート、2点目はボランチ2枚がプレスに行った間を通されてのスルーパスと、お前 […]

「本田は試合で小休止」ロシア・プレミアリーグ第14節 CSKAモスクワ-ロコモティフ・モスクワ

この前は、攻守の切り替えが遅い宇佐美に対してちょっと苦言を呈してしまったのだが、ぶっちゃけこの試合での本田はもっと走っていなかった(笑)。 パスを受ける動きも、いつもより速度が遅いせいか微妙に味方のパスに対して遅れてしまい、足を伸ばしながらのトラップでボールがずれてしまったり、いつもの体を相手に預けたゴリ押しドリブルが無くて、足先だけで相手を交わそうとして引っかかったりと、彼らしくないプレイが多か […]