「まさに勝てば官軍」UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝 バイエルン・ミュンヘン-チェルシー

スカパーe2に変えた時に、夏の自転車レースシーズンに備えて欧州サッカーセットからJSPORTSセットに変更したので、ようやく再放送でCLの決勝を見る事ができた。
バイエルンがゲルマン魂を忘れただの、チェルシーがイングランドとしての誇りを忘れただの、いろいろとネガティブな意見ばかりが並ぶ今年のチャンピオンズリーグ決勝だったが、得点というものがサッカーにおいて「実際の点数以上に」試合を左右するものだという事を再確認させられた試合であったように思う。
勝負は最後のPK戦でついてしまったし、前半に何度かあったバイエルンのチャンスのうち1点でも決まっていれば、ロッベンのPKが成功していれば、おそらく全く違う内容と結末になっていたはずで、互いに多数の欠場者を抱えていた守備陣の人選や、ラームとロッベンのサイドを抑えるためにSHでバートランドを起用したチェルシーの采配にしても、全ては結果論にしか過ぎない。
ただ、あえて勝負のポイントを挙げるとすれば、バイエルンが欠場者が出た以上に全体的なバイオリズムが落ちていたところにあったような気がする。バイエルンの選手で比較的好調と言えたのはリベリとクロース、ラームぐらいで、ゴメスは2回はあった決定的なチャンスで大きく外してしまったし、ミュラーは得点こそ決めたもののそれ以外の場面ではほとんど存在感が無かった。
従って、バイエルンの攻撃はクロースからロッベンやリベリにボールが渡ってからの勝負に偏っており、ゴメスがポストをしてミュラーが絡むような中央からの攻めが皆無で、攻撃のリズムが単調でチェルシーの守備陣にとっては読み易かった事も大きかったのではないか。
もっとも、チェルシーもバルサとの試合に比べると鋭いカウンターはほとんど見せられず、守備もあっさりズルズルと下がってしまう場面が多く、バイエルンがもうちょっとサイドから中、中からサイドと早くボールを回せていれば相当苦しかったはずだが、そこを攻略する方策がバイエルンの方には無かった。
と、気がつけば結局内容に関する文句が並んでしまった(笑)。いや、こういう試合は生で見るのと後から見るのとではその時の緊張感が全然違うので、自分の人生をちょっと巻き戻して最初からリアルタイムに見るべきだったかなと。
口さがない人には、バイエルンよりもドルトムントが出たほうが強かったのではないかという意見も見られるが、こういう舞台で経験のない若手が普段通りの力を出せるとは思えないし、ベテラン揃いの両チームであったからこそ、最後までどちらも崩れない接戦に終わったのだとも言える。
ともかく、バイエルンは残念、チェルシーにはおめでとう!だね。

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