「明日の敵は今日の友」ドイツ・ブンデスリーガ第27節 シュツットガルト-ヴォルフスブルク(1-1)

シャルケを解任になったマガト監督は、何と古巣であるヴォルフスブルクに復帰して早速現場の指揮をとるという、日本人にはなかなか理解しがたい状況での日本人対決。
ヴォルフスブルクはジョズエがケガから復帰し、1トップにはグラフィチが入り、2列目にはジエゴとシセロ、長谷部とリーター、ジョズエが3ボランチとなり、ブラジル人揃い踏みのリティカラーを一掃した布陣で臨んだ。
が、当然ながら攻撃はほとんど機能せず、もともとグラフィチはポストプレイをあまりしない選手だし、ジエゴはポジション関係なく動きまわるタイプなので、どこにボールを預けて誰がどう動くかというところがほとんど共有されておらず、40分にシュツットガルトのクリアミスがグラフィチの前に飛んできて先制点を決めたが、かったるい事この上ない攻撃に終始。
この試合では左ボランチに入った長谷部も、ジョズエの邪魔をしないようにとりあえずうろうろしているだけでボールに触る回数が少なく、PKには取られなかったが岡崎をPA内で後ろから押し倒してしまったシーンもあり、パッとしないまま前半のみで交代してしまった。
後半からマガト監督は長谷部の位置にポラークを入れて試してみたようだが、事態は全くと言っていいほど向上せず、さらにク・ジャチョルらを入れて攻撃のテコ入れを図ったが、グラフィチが決定機を外したりで試合を決めきれないままにズルズルと時間が過ぎていき、試合終了間際にニーダーマイアーがDFラインの裏へと出たボールを足先でトラップして決めた見事なシュートでドローに追いつかれて終了。
シュツットガルトも同点に追いついたとは言え、ハルニク、ハイナルという攻撃の核が不在でボールの収まりどころがなく、岡崎も終始左サイドの守備に走りまわる状態だったので、攻撃面での見せ場は長谷部に倒された場面ぐらいだったか。とは言え、ボールをもらうとミス無く前を向かせることが出来、最低限ファールをもらえる「つなぎ力」はチームでも出色で、得点こそ無いがレギュラーを外される心配が無さそうなのが救いではある。
これでヴォルフスブルクは勝ち点27に留まり、自動降格枠脱出ならず。個人的には、この段階で戦術的な規律意識が少ないブラジル人を優先して使う事は危険なように思うのだが、果たしてマガト監督に成算があるのかどうか。インターナショナルマッチウィークを挟んで10日間の間に、練習でどれだけ完成度を高めてくるかに注目である。

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