「劇薬リティが効きました」ドイツ・ブンデスリーガ第24節 ヴォルフスブルク-ボルシア・メンヘングラッドバッハ(2-1)

リトバルスキー監督の性癖として、選手には徹底的に精神的な規律を求め、気に入らない選手は容赦なく外して結果がどうであろうと自分の信じた選手でとことん突っ走る、という部分があるが、この試合のスタメンでは何とグラフィチもヘルメスもトゥンジャイもおらず、GKはベナーリオからヒッツに変わったままで、ムボカニの1トップに2列目がシセロ、ジエゴ、リーターと並ぶスタメンになった。
その意図するところは明らかにハードワークで、ヴォルフスブルクは狙い通りに試合開始直後から残留を願うサポーターの大声援を受けてメンヘングラッドバッハに対して激しくプレスをかけ続け、何度も決定的なチャンスを作り出す。
そして29分に、PA付近からジエゴの浮き球パスを受けたリーターが切れ込んだところで倒されPKゲット。しかしキッカーとなったジエゴがまたもやこれを枠の上に外してしまい、そこまで散々得点チャンスを逃していただけに、非常に嫌な雰囲気が流れだす。
メンヘングラッドバッハはPK阻止で勢いが出たのか、そこからにわかに攻勢を強めたが、ヴォルフスブルクはすぐに気持ちを立て直し、36分にカウンターから相手のPA内に5人が入り込み、右からの折り返しを長谷部がスルーすると、待ち構えていたジエゴがファーサイドに流し込む技ありのシュートを決めて先制。さらに前半終了間際にまたもジエゴがFKから直接決めてヴォルフスブルクが2点のリード。
後半になると、さすがに1部残留直接対決の相手だけあってメンヘングラッドバッハが逆襲に出て、前半とは全く逆の攻守逆転状態になってPKから1点差までに迫られたが、ヴォルフスブルクは何とか最後まで守り切って大きな勝ち点3を手にした。
ヴォルフスブルクはもともとリーガでも戦力的に上位に位置しているチームだけに、福岡なんかとは違って(笑)リティがドカドカ壊してもまだちゃんと柱の部分が残っており、今のところはその荒療治がうまくはまった感じにはなっている様子。だが、干されたグラフィチや公式上は風邪で欠場という話らしいジョズエが今後火種にならないとは限らず、結果が出ているうちはいいがまだ予断を許さないのは確かだろう。
長谷部については、シンプルにパスを回してヴォルフスブルクのショートパス戦術の核となる働きはしていたとは思うが、無理なタイミングでの横パスやバックパスをカットされる場面もあり、前に攻め上がった時でも淡白にボールを渡しておしまいのような黒子的働きに終始していて、ポラークがドリブルで得たファールからジエゴがFKを決めたように、時には強引さや強さのあるプレイでメリハリをつけて欲しいなと思った。
つーか、この試合に関してはポラークのほうが存在感があったかなと。とにかくいろんな場所に顔を出して攻撃にからみ、ジエゴと並んでヴォルフスブルクの攻撃を引っ張る存在だった。今までいまいち良さが分からないと書いてきて本当にすまんかった(笑)。
次の相手はアウェイで2位のレヴァークーゼンが相手の厳しい試合だが、是非ともこの勢いで一泡吹かせて欲しいものである。

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