「ドルトムントと香川の勝負強さ」ドイツ・ブンデスリーガ第16節 ボルシア・ドルトムント-ブレーメン(2-0)

現在は下位に沈んでるとは言え、ミッドウィークのCLではインテル相手に勝利を挙げた上り調子のブレーメン相手に、ドルトムントはきっちりとホームで完勝。
とは言え、決してドルトムントにとっては楽な試合ではなかった。
試合は序盤こそ、ドルトムントが得意の前から連動したプレスディフェンスが効きまくり、9分にはドルトムントの素早いパス回しにたまらず相手が倒して得たFKを、サヒンが中村ばりの鋭い弾道でゴール隅に決め、幸先良くドルトムントが先制する。
しかしブレーメンは、香川に対しても激しくチャージするなど、前線の基点を徹底的に潰すディフェンスで、ファールは与えるけれどもドルトムントの流れるような攻撃を寸断させる事に成功し、ドルトムントは怪我明けのバリオスにいつもの動きの量と質が見られない事もあって、ボールを支配はするけれども決定的なチャンスをなかなか作り出すことが出来ない。
逆に後半になると、ブレーメンがドルトムントの守備に慣れ始め、ダイレクトパスでドルトムントのプレスをかいくぐり、ピサーロのポストプレイと、現在売り出し中のマリンによるドリブルからのサイド攻撃をからめてドルトムントのゴールを脅かし始める。
が、70分に右サイドをドリブルで突破したブワシチコフスキがシュートを放つと、ブレーメンGKヴィーゼがかろうじて手に当てはしたものの、浮いたこぼれ球をファーサイドから飛び込んだ香川が左足でダイレクトで蹴り、ボールはレヴァンドフスキの頭にかすってゴール。これで試合はほぼ勝負有り。レヴァンドフスキはオフサイドポジションにいて微妙な判定だったが、結果的には香川のゴールと記録された。
最近では珍しく、後半からはブレーメンに押し込まれて苦しい展開が続いたドルトムントだが、そんな状況でもしっかりと耐えて、勝負強い香川がゴールをきっちり決めて勝てたことは、次に待ち構えるELのセビージャ戦に向けての自信になった事だろう。
ただ、この試合では香川がかなり前線でチャージに対して倒れる事でファールをもらっていたとは言え、アウェイで同じように倒れても審判が判断してくれるとは限らないし、レヴァンドフスキはどちらかと言えばゴールゲッタータイプだけに、前線で踏ん張れるバリオスが復調しないと苦戦する可能性は少なくない。グループリーグを抜けられれば、ELのタイトルを狙えるチーム力は十分あるだけに、万全のコンディションが望まれるところだ。

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