「2人以外がまとめて陥落」ツール・ド・フランス第9ステージ

第9ステージは、山岳とは言え超級の峠を登って下ってのステージなので、何人か総合争いから脱落する選手はいるだろうが、まだ上位陣に決定的な差がつかないだろうなと予想していたら、アンディとコンタドール以外は全員脱落しちゃいましたね(苦笑)。
その中でも、前ステージのランスと同じ目にあってしまったのが、何とマイヨジョーヌのエヴァンスで、最後のマドレーヌ峠でハンガーノックにかかったかのような突然のペースダウンでみるみるうちに差を失ってしまい、下りでアシストの助けを受けてややタイムは戻したものの、結局は8分の大差で終わって優勝争いからは完全に脱落してしまいました。英語のインタビュー記事を見ると、どうも第8ステージで肘の骨を骨折していたようで、レースは続行するそうですが、もうこのツールで何かしらのアクションをするのは無理でしょうね。
そして、バッソやメンショフ、ライプハイマー、クルイジガー、ヴァンデンブロックといった各チームのエースもその登りで遅れてしまい、結局逃げた選手に追いついて先頭集団でゴールできたのは、アンディ・シュレックとコンタドールのみに。これで、彼ら2人以下の選手は軒並み2分以上のビハインドを背負う事になり、今までの山岳での力を見ると、かなり高い確率でこの2人で優勝が決まる流れが出来上がってしまいました。
しかし自転車レースに怪我は付き物とは言え、ここまでスターが揃った大会の前半で、これだけのタイム差が出来てしまうとはどうにも残念・・・つーか、かつてはジロ・デ・イタリア総合優勝したクネゴが、プライドもクソも無しに逃げの後ろについて行って、それで最後にスパートでサンディ・カザールにあっさり負けてしまうってのはちょっと情けなかったですよね。
これでアンディは念願のマイヨジョーヌを手にしたわけですが、ただここで優勝争いが絞られてしまった事によって、これからピレネーまでの5ステージは、所属チームのサクソバンクが集団をコントロールしないといけない事になるわけで、山岳でのアシストが強いアスタナにパワーを温存させてしまうのはチームとしても避けたいところ。タイム差を計算したチーム間の駆け引き、戦略という部分が注目されますな。

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