「日本にとっては確かにチャンス」国際親善試合 スロバキア-カメルーン(1-1)

カメルーンは昨日ポルトガルと試合をやって負けたようだけど、その前に行われたスロバキアとの試合を観戦。
オシムは、日本が油断するかもしれないのでこの試合を見ないほうがいいと言ったが、確かにそれは正しいと思った(笑)。つーか、おじいちゃんは大病の病み上がりなのに、もうデンマークやカメルーンの試合を見てるのかよと。
ぶっちゃけ、私がここにデンマークやカメルーン、オランダの戦評を書いても普段とほとんどアクセス数は変わらないんだけど、代表戦の後はアクセスが跳ね上がるのを見ても、やはり日本の直接のライバルがどういう試合をしているのかという点について、関心がある人が少ないんだなと寂しくなってしまうよね。
日本がW杯でどういう戦い方をしなければならないのかは、日本と世界との距離感を正確に測って初めて論じる事ができると思うんだけど、マスコミを筆頭として中村がどうだとか本田がどうだとか、結局一人称でしか物を見ていない現状を見るにつけ、日本はまだまだ世界とは遠い存在にあるのだなと思い知らされてしまうよね・・・
てな愚痴はさておき、カメルーンだけど、正直言ってコレクティブなサッカーとはほど遠い、湯浅氏風に言うと「究極のエゴイズムサッカー」だなと。
攻撃は、とにかくサイドにボールをボーンと蹴って前線の選手を走らせ、驚異的なスピードでボールに追いつくと、あり得ない体勢から弾丸クロスを上げて来るという一発のサッカー。その起点は、1ボランチに入ったアーセナルのソングで、彼がフリーになっているとパスを受けてから非常に早いタイミングで正確なサイドチェンジを繰り出してくるので、日本はまずここにしっかりプレッシャーをかけてパスの出所を封じる必要があるだろう。
守備ももちろん組織的な守りではもちろん無いが、なんせ身体能力と1対1の強さが圧倒的なので、この試合でもスロバキアがリードしてからはDFラインを高く押し上げて、スロバキアが前線に当ててつないで来るパスを、マークした選手が競り合いでことごとく奪ってしまい、それをバイタルで待ち構えている中盤の選手に渡しての波状攻撃は、スロバキアの選手が東南アジアの選手に見えるぐらいに圧倒的だった。
これが日本の岡崎ではさらに酷い事になってしまうので(苦笑)、日本としてはカメルーンが前に出てきた場合には、早いタイミングでボールを放してサイドチェンジを織り交ぜる正確なパスワークが出来ないと、どこかでごり押しから失点を許してしまう事になるだろう。
そしてカメルーンの大きな弱点としては、CBのカバーリング、ポジショニングの役割がはっきりしておらず、守備陣がボールウォッチャーになってしまう場面がある事。この試合でも、スロバキアが低くて早いクロスを上げたときに、中へ飛び込んだ選手をフリーにしてしまうシーンがあり、カメルーンゴール前で左右に大きく揺さぶるパスワークが出来れば、必ず守備網に穴が開くはず。スロバキアの先制点のように、DF裏への飛び出しに中盤が素早くフォローし、バイタルで横へとつなげば必ずシュートコースが開くはずだ。
あとはエトォをしっかりマークする事だよね。この試合では内紛が元で出場はしていなかったようだが、ポルトガル戦には出てきたし、情報戦を仕掛けている可能性も全く無いではない(笑)。オシムはこれが本当のカメルーンだと思わないほうがいいと語ったが、たとえエトォがいても、基本的なスタイルはおそらく大きく変化はしないはずだ。
日本が対戦する三カ国のうち、カメルーンが最も勝てる可能性が高く、かつ勝たなければならない相手であるし、もしカメルーンに勝てば、オランダ戦で中盤を休ませる戦略も取れるわけで、まずは初戦に集中して取り組んでもらいたいところである。

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