イングランド・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド-チェルシー(3-0)

2試合消化が少ないながらも首位とは勝ち点5差の4位に付けているマンUと、現在2位のチェルシーとの試合だったが、マンUホームという条件を差し引いてもマンUの強さが際立っていた試合だった。
チェルシーはドログバの1トップで中盤を厚くし、まずはきっちりと自陣に守備ブロックを固め、マンUにポゼッションを譲っても最後は自由にさせないサッカーで、攻撃面でも下手に攻め急がずにゆっくりと自陣でパスを回した後に急所を突くというリスクの少ないゲームプランが奏効し、前半はほとんどCロナウドやルーニーに仕事をさせていなかった。
が、そんな状況でもセットプレイで点を取れるのがマンUの強みで、前半のロスタイムにCKからガンバも痛い目に合ったヴィディッチのヘッドで先制すると、後半からはチェルシーもデコに代えてアネルカを入れ、攻守の切り替えが互いに一段と早くなる。
ただ、チェルシーの誤算はドログバの調子が全く上がっていなかった事で、体の切れはもちろんの事、絶好の場面でもシュートミスをしてしまうなど、Cロナウド以外は全員が素早く自陣に戻って中央を固めるマンUの前に、ほとんど決定的な場面を作り出すことが出来なかった。
逆にマンUはますます攻撃の切れ味を上げて行き、チェルシーの運動量が落ちたところでCロナウドが存在感を発揮し始め、63分にはCロナウドをフォローしたエブラのクロスにルーニーが相手の股間から足を出す技ありのシュートで2点目、最後はCロナウドのFKからベルバトフがやすやすと足で合わせて駄目押しで終了。
CWCでも思った事だけど、やはりルーニーとギグスという本来はFWの選手であっても中盤で体を張り続けるマンUのハードワークの素晴らしさ、誰がどこに入っても攻守の意思が統一されており、チーム力が全く落ちないファーガソン監督の統率力は見事と言うしかない。
日本の若い選手はマンUというとCロナウドのプレイばかりに注目してしまうのだろうけど、指導者の人にはそれ以外の部分にこそマンUの本質があるのだと重々教えこんで欲しいものである。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする