CL二次リーグ ロコモティブ・モスクワ-レアル・マドリード(0-1)

敗退が決定しているとは言えレアルが相手なのにスカスカのスタンドと、走ると砂が舞い上がるズタボロのピッチが寒々しいモスクワのホームでの戦い。しかし、予想に反してロコモティブが非常に良い試合を見せてレアルをひやりとさせた。
ロコモティブはピメノフの1トップにボールを当てて、フォローに上がった中盤が拾うというパターン化した攻撃だったのだが、各選手のボールをもらう動きとパス回しが極めて精密に組織化されているので、簡単にチャンスを作り出せてしまう。対するレアルは荒れたピッチにお得意のパス回しが封じられて苦しい展開に。それでもダイレクトのグラウンダーが無理だと分かると確実にキープしてから浮き球気味のパスに切り替えるところはさすがである。
こんな風に、試合はロコモティブが押しながらもラストプレイの精度と運に恵まれずに無得点のまま進んだのだが、そこをレアルが35分に右でキープしたラウルがオーバーラップしたフィーゴにスルーパス、そのクロスがロナウドの頭に本当のピンポイントで届き、レアルが先制してしまう。ロナウドはここまで全くと言っていいほど画面に登場せず、初めてのボールタッチが得点になったようなものだった。
後半になると、最初こそレアルが攻めの姿勢を見せるが、すぐにロコモティブが主導権を握り返し、ゴール前でのこぼれ球をほとんど支配するようになってレアルは防戦一方となる。しかしレアルもジダンやフィーゴらが献身的な守備を見せて相手の怒涛の攻撃を紙一重で防ぐ。
そして、最後の後半43分に、レアルゴール前の浮き球が、公園の砂場に落ちたようにバウンドせずに止まったボールを拾ったロコモティブの選手がどフリーのシュートを外してしまい、レアルは何とか命拾い。
たらればの話をしても仕方ないのだが、最後のシュートが決まっていたら、前半にロコモティブが先制していたとしたら、ドルトムントがミランに勝利しただけに、レアルはおそらく敗退していただろうなと確信させるような苦しい試合であった。しかしロシアのアウェイは本当に厳しい。

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