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「アルゼンチンに快勝したブラジルに対する日本の攻略ポイントは?」国際親善試合 ブラジル-アルゼンチン

ブラジルW杯では決勝に進んだアルゼンチンと、ドイツに7-1で負けて失意の結果になったブラジルとのスーペル・クラシコ@北京は、ブラジルがドゥンガ監督お気に入りのジエゴ・タルデッリが2本のシュートを決めてリベンジの快勝となった。

ブラジルのフォーメーションは明確にジエゴ・タルデッリとネイマールがFWの4-4-1-1のゾーン・ディフェンスを敷いて来て、序盤はアルゼンチンの速攻から何度かピンチは作られたものの、そこを凌ぐとルイス・グスタボ、エリアス、ダヴィド・ルイスを中心とした安定感のある守備を見せてメッシをきっちりと封じ込めた。

そして攻撃では復帰したネイマールが存在感を発揮。DFラインの裏を取るスピードが冴えて、まだ試合勘が戻ってないせいかGKとの1対1は2度とも外してしまったが、いかにもドゥンガらしい堅守速攻に特化した新生ブラジルのスタイルは、日本にとっても非常に厳しい相手である事は間違いない。

しかしジエゴ・タルデッリは見た目はいかにも人が良さそうななで肩で、とても点取り屋には見えないんだけど、裏への飛び出しやポストプレイの参加など仕事量が多く、ちょっと岡崎に似た頑張り屋という感じがする。ネイマールだけに気を取られていると、日本も彼にやられてしまうかもしれない。

アルゼンチンは前半終了間際にせっかく誤審気味のPKをプレゼントされたのに、メッシがブラジルGKジェフェルソンに止められて流れを引き戻せなかったのが痛かった。メッシは北京の大気汚染に嫌気が指していたのか、この試合では終始精彩を欠き、何度かあったFKも物に出来ず。アルゼンチンは攻守ともに1人少ない状態で戦っていたようなものだった。

日本のブラジル攻略ポイントとしては、守備に大きな穴が無いので正直難しいところではあるんだけど、やはりカウンターからいかに岡崎の動き出しに合わせられるかだろう。今の岡崎の力であれば、ダヴィド・ルイス相手であっても1対1ではそこそこ戦えるはずなので、そこに本田や柴崎が素早くフォローし、武藤の飛び出しにつなげて行きたいところだ。

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