2012年

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「ACLは視界に入っていたか?」FIFAクラブW杯1回戦 サンフレッチェ広島-オークランド・シティ

今年のJ1を優勝した広島が、開催国代表としてクラブW杯の1回戦として登場したわけだが、アマチュアのニュージーランドクラブであるオークランドに、青山の無回転ミドルによる1点だけで何とか面子を保つ辛勝を飾った。 まあ、こういう一発勝負の大会における初戦で、ホームチームが緊張と負けられないプレッシャーで格下相手にしょっぱい試合をするのはW杯でも当たり前に見られる光景で、この内容と結果自体をことさらどうこ […]

「大津はカレン・ロバートに代わるのか?」オランダ・エールディビジ第15節 ズヴォレ-VVV

前線総取っ換えの荒療治で、リーグ戦連勝を飾ったVVVだが、やはりここに来て2試合勝ち無し、残留争いのライバルであるズヴォレに対しても、相手が決定機を3つフイにしてくれたおかげのスコアレスドローと、またいつもの低空飛行に戻ってしまった様子。 この試合でのVVVは、ホームのズヴォレに対して相変わらず守備的に戦い、1トップのカレンが何とかロングボールをものにしようとするのだが、2列目以降のフォローが全く […]

「インテル病の克服へ」イタリア・セリエA インテル-パレルモ

ストラマッチョーニ監督が就任して3バックを採用した途端、公式戦の10連勝を飾って絶好調だったインテルだったが、ここに来て4戦勝ちなしといきなりの失速。 昨年のラニエリ監督も、同じように連勝街道を突っ走った後に絶不調に陥り、そのまま体制を立て直せずに解任となって経緯があったように、もはや途中の息切れは「インテル病」と呼んでも良いぐらいに不可避なものになっている。 もちろん、どんなチームであっても疲労 […]

「勢いだけの攻撃ならこんなもの」イングランド・プレミアリーグ リヴァプール-サウサンプトン

アンフィールドの雰囲気に飲まれてしまったと、試合後に吉田が語っていたそうだが、確かに前半は枠内シュート7本を浴びるなどスアレスを中心としたリヴァプールの攻撃にやられっぱなしではあったが、後半は割りと持ち直したように思う。 リヴァプールにとってラッキーだったのは、この試合からルーカスが復帰して来たことで、彼が中盤の底で守備を引き締める事でジェラードやスターリングが高い位置をキープする事ができ、トップ […]

「果てしなく遠い1点差」ドイツ・ブンデスリーガ第15節 レヴァークーゼン-ニュルンベルク

現在2位の強豪、レヴァークーゼンに対してのアウェイで0-1の1点差負けであれば、ニュルンベルクにとっては健闘と言える試合だったのかもしれないが、内容的にはあと90分やっても追いつけそうにないだけの差はあったかなと。 ニュルンベルクは、守備的に行くためなのか今までだったら右SHに置いていた清武を中央にして、両SHを清武よりも一段低い位置に置いた4-4-1-1というフォーメーションを選択してきた。 試 […]

「名門ガンバまさかの降格」J1第34節 ジュビロ磐田-ガンバ大阪

J1に天皇杯、ACLとおよそJリーグのクラブとして取れるタイトルを全部取って来た名門クラブのガンバ。しかし勝てば残留が決まる最終節のジュビロ戦に1-2で敗北、20年目にして初のJ2降格という屈辱を味わうことになった。 残留争いのプレッシャーがあったのかもしれないが、試合の内容的にも、残念ながら「J2に落ちるはずのチームではない」とはとても言えない極めて低調なものだったのには、かつての強いガンバの試 […]

「清武と宇佐美の明確な差」ドイツ・ブンデスリーガ第14節 ニュルンベルク-シュツットガルト

今期ブンデスリーガの残留争いまっただ中、かたや得点力皆無、かたやザルディフェンス同士の壮絶な(?)試合は、清武のほぼ2ゴールという活躍もあってニュルンベルクに軍配が上がった。 とは言え、ニュルンベルクの得点はどれもホッフェンハイムの自滅という感じであり、せっかく清武を右サイドに移して良くなった試合内容が、また悪化してしまったという印象が強かった。 その原因は、清武と対面する左SBの選手が、ニュルン […]

J1昇格プレイオフ決勝 ジェフ千葉-大分トリニータ

ともに京都と横浜FCという、自分たちよりも上位にいたチームを破って決勝に進んだ両チームの対戦は、またも下位である大分が千葉を破り、全ての対戦が下位チームの勝利となる、いかにもホームアドバンテージがほとんど無い日本らしい結果に終わった。 大分は3バック、しかもセルセ・コズミ監督が生み出し、イタリア以外の国ではあまり使われることがない3-1-4-2というフォーメーションを使うという事で興味深く見てみた […]

「先攻と後攻」ドイツ・ブンデスリーガ第13節 シャルケ04-フランクフルト

昨日の深夜に、両チーム共に14節の試合が行われて敗戦を喫しているようだが、その前に行われた13節でのシャルケホームの対戦について。 一応、順位的には3位と4位の上位対決だったわけだが、前半のシャルケには明らかにCLで戦った過密日程の影響が出ていて、どっちが昇格チームかわからないような内容だった。ところが、後半は完全にシャルケのほうに流れが傾き、フランクフルトはほぼ防戦一方になってしまったのだが、結 […]

「やっと本格化の兆し?」イングランド・プレミアリーグ サウサンプトン-ニューカッスル

前節、QPRとのリアルな監督解任ダービーでようやく勝利を挙げることが出来たサウサンプトンは、その勢いでニューカッスルも撃破、ようやくこれで降格圏内から脱出することが出来た。 内容的に見ても、怪我人だらけで調子が出ないニューカッスルが相手のホーム戦とは言え、サウサンプトンは前節のQPR戦からさらにグレードアップしていて、今後に希望を抱かせる試合だったと言える。 今までの試合を見ていて、そんなに上手く […]

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