2012年5月

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曲がり角に来ているJリーグの強化

今週のミッドウィークに行われた、ACL決勝トーナメント1回戦は、3チームいたJリーグ勢が全て敗退し、今年も早々にアジアチャンピオンへの道が閉ざされてしまいました。 今までであれば、ACLでは汚いファールを取られなかったり、日程的に他のリーグよりも厳しい状況だったりというエクスキューズがあったのですが、今年はそれほど判定に偏向がなく、少なくともKリーグはACL偏重日程では無くなり、今までお得意さんだ […]

「良くも悪くも日本のサッカー」J1第13節 FC東京-浦和レッズ

昨日は酒を飲んで帰ってから見たので、ざっと試合の雑感のみで。 首都圏のライバルであり、今シーズンは好調なスタートを切っているチーム同士の試合とあって、試合内容としては一瞬足りとも気が抜けない好ゲームだったんだけど、誤解を恐れずに言えばもうちょっと個人でのチャレンジがあっても良かったのかなと。 Jリーグは、よく言えばとてもスピーディーなんだけど、悪く言えば単調でアクセントが少なく、互いに同じペースで […]

「守備は監督の仕事なんだけど・・・」トゥーロン国際大会グループA 日本-エジプト

そりゃ3試合で7点も入れられてたら、グループリーグ突破なんて夢のまた夢ですがな(苦笑)。 このトゥーロン国際で散々叩かれていた五輪代表の守備陣は、この試合でもやっぱり大崩壊を喫してしまい、マークに行っているのに寄せが甘くて簡単にクロスを上げさせてしまう、中は人数が足りているのにボールウォッチャーになってしまって人に付き切れていないという問題の繰り返し。 特にエジプトの2点目なんかは、サイドのカバー […]

「今は結果よりも経験が重要」トゥーロン国際大会グループA 日本-オランダ

相手がU-21世代の2軍主体とはいえ強豪のオランダを破ったという事は選手の自信につながるし、おそらく五輪本番になってからアタフタする事も無くなるだろうし、この試合は日本にとって非常に良い成果をもたらしてくれたのではないだろうか。 と一旦持ち上げてはみたものの、私のような天邪鬼からすると結果ほどには試合内容としては良くなかったかなと(笑)。 まず、とにかくアヤックス所属のルコキにほとんど歯が立たず、 […]

「国際経験を得るためのレッスン」トゥーロン国際大会グループA トルコ-日本

いつものパターンで、某掲示板等ではボロカスに書かれていたのを先入観に持って試合を見てみたのだが、日本はそれほど悪くないというか、純粋に流れの中からのチャンスの数だけで言えばトルコを上回ってさえいた試合だった。 日本はDFラインからFWまでがコンパクトで、1トップで先発した大迫には良くボールが収まっていたし、中1日で3試合というスケジュール、海外組が合流してすぐという状況を考えると、ある程度しっかり […]

「順調な仕上がりと構造的な問題」キリン・チャレンジカップ 日本-アゼルバイジャン

一応キリン・チャレンジカップと銘打った公式試合ではあるけど、実質的にはコンディションと連携を確認する練習試合のようなものなので、特に結果どうこうという部分については語る必要は無いだろう。 最終予選を戦う上で一番のポイントである海外組のコンディションについては、香川はご覧のとおりまずまず調子を維持しているし、本田は大分状態が上がっていてこれから下り坂になる要素は無し、岡崎と長友はいつも通り、長谷部は […]

「まさに勝てば官軍」UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝 バイエルン・ミュンヘン-チェルシー

スカパーe2に変えた時に、夏の自転車レースシーズンに備えて欧州サッカーセットからJSPORTSセットに変更したので、ようやく再放送でCLの決勝を見る事ができた。 バイエルンがゲルマン魂を忘れただの、チェルシーがイングランドとしての誇りを忘れただの、いろいろとネガティブな意見ばかりが並ぶ今年のチャンピオンズリーグ決勝だったが、得点というものがサッカーにおいて「実際の点数以上に」試合を左右するものだと […]

「ヴェルディとは異母兄弟のようなギラヴァンツ」J2第15節 ギラヴァンツ北九州-東京ヴェルディ1969

結果だけを見れば、ギラヴァンツはホームで1-5の惨敗と見るべきところが何もないような結果ではあるが、個人的には三浦泰年監督のチーム作りにとても興味を持たせる試合だった。 ギラヴァンツは、とにかくGKから徹底して自陣ではボールをつなぎ、敵陣の中に入ると個人がどんどん単独で勝負に出ていくという、従来の日本人チームのサッカーにはなかなか見る事ができない、大陸的な直線的スタイルの攻撃を繰り出して来る。中で […]

「日本にとっては都合がよかった?」ロシア・プレミアリーグ第44節 ルビン・カザン-CSKAモスクワ

土曜の疲れが残っている上に、日曜も何だかんだでイベントがあって夜はグロッキー状態だったので本田についてのみの感想で。 前回見た、2節前の試合ではまだまだ接触を怖がっているし、体の動き方にぎこちなさが残っていた本田だったが、この試合ではようやく本来のダイナミックなプレイが見られるようになっていた。 前半終了間際に見せた、フィードから飛び出してDFと競り合いながらスピードで負けずに決めたゴールもさる事 […]

「高木・大前システムの崩壊」J1第12節 浦和レッズ-清水エスパルス

昨日はとあるイベントに出かけていて、夜は疲れでフラフラだったのでざっとした雑感のみで。 清水の攻撃は、「高木・大前システム」と呼ばれるように、U-23代表にも選ばれたアンカーの村松から両サイドの高い位置に張ったウイングの高木と大前にサイドチェンジを飛ばし、そこを基点に攻め込むスタイルなのだが、そこを浦和は5バックでサイドのスペースを潰してしまい、清水を機能不全に陥れた事が第一の勝因だったと言える。 […]

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