2011年12月

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「播戸、神の手ゴールならず」天皇杯準決勝 FC東京-セレッソ大阪

天皇杯準決勝のもう1試合は、今年はまだJ2のFC東京が、セレッソ大阪を破って決勝進出を決めた。 もう大晦日なので試合の流れについては割愛するが、この試合の勝敗を分けた一番のポイントとしては、1トップの仕事の差が大きかったのではないかと思う。 東京のルーカスは、谷澤のゴールをお膳立てしたポストプレイを始めとして、終始前線できっちりとボールを収めて基点作りを果たしていたばかりでなく、後半にセレッソの勢 […]

「J2とACLは両立するか?」天皇杯準決勝 横浜Fマリノス-京都サンガ

天皇杯準決勝の第2試合は、名古屋を倒して勝ち上がった横浜Fマリノスと、湘南とのJ2対決を制した京都との対戦。 徹底したショートパスでポゼッションを図る京都に対して、横浜は引いて戦うのではないかと予想された試合だが、意外と横浜のほうが前に出てきて均衡した展開が続き、試合が大きく動いたのは前半35分になってからだった。 京都が至近距離から飯倉に阻まれたシュートなど、ゴールポストに連続して3度当てるチャ […]

「金満スコアレス」イングランド・プレミアリーグ WBA-マンチェスター・シティ

ドイツとイタリアはクリスマス休暇、天皇杯と高校選手権の合間と言うことで、日本人選手関連の試合が無いので久々にイングランドプレミアリーグを観戦。 アブラモビッチやモラッティが小僧に見えるほどのカタールの資金力でもって、今や世界一の金満クラブになってリーグでも首位に立っているマンチェスター・シティとWBAとの対戦。 シティの前線は、バロテッリの1トップに左からアグエロ、シルバ、ナスリという目のくらむよ […]

「日本ユース世代の強味と弱味」Jユースカップ決勝 名古屋グランパスU-18-セレッソ大阪U-18

スカパーでやっていたフル中継ではなく、民放での1時間ダイジェスト放送だったので細かい部分までは分からないが、一応レポートを。 セレッソは、ドリブルやターンなど個々人の攻撃テクニックは高いものを持っているのだが、レギュラーボランチの2枚が欠場していた影響があったにせよ、せっかく相手からボールを奪ってもすぐに取り返されてしまう、3人で同時にアタックに行ってしまってあっさり抜かれる、ボールサイドに人が偏 […]

「大木サッカー≒バルサなのか?」天皇杯準々決勝 京都サンガ-湘南ベルマーレ

京都対湘南というJ2同士の対戦となった準々決勝は、京都がセットプレイの流れからドゥトラがオーバーヘッド気味に決めたゴールでベスト4へと勝ち進んだ。 試合の流れとしては、大木流ショートパス戦術を駆使してボールポゼッションする京都と、3バックで守備を固めてカウンター狙いの湘南という形で90分間が過ぎていったのだが、どちらも攻撃の形はちゃんと出来ていてそれなりに決定機の数は多かったのだけど、そこはJ2の […]

「長友2アシスト、FWも2得点!」イタリア・セリエA第1節 インテル-レッチェ

ミッドウィークに行われた、ストで延期された第1節の順延試合。インテルはここまで最下位のレッチェとホームで対戦。 監督のコスミやディミケーレ、オボドなど懐かしい顔が並んだレッチェだが、ここ最近は3失点以上を喫しているようにチーム作りにはかなり苦労している様子で、3バックにして守備を厚めにはしているのだが最後のマークがルーズで、この試合の前半もゴール前で何度もインテルの選手をフリーにさせてしまっていた […]

「とうとう燃え尽きた柏」天皇杯4回戦 名古屋グランパス-柏レイソル

柏のCWCへの出場のために順延となっていた天皇杯4回戦は、史上稀に見る大激戦となった。 前半は完璧な柏のペース。もともとスロースターター気味である名古屋は、リーグが終わった後でさらに試合勘が鈍っており、しかも闘莉王とケネディ不在という事で明確な攻守のポイントも無く、左SBに入った三都主を筆頭として寄せが甘すぎ、攻守において完全に後手後手に回って何と前半のシュート数は0-13という圧倒的な大差になっ […]

「まるでペルージャの中田」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 フライブルク-ドルトムント

秋の王者をバイエルンに明け渡してしまったドルトムントは、今や矢野がいることすら忘れかけているフライブルクとアウェイで対戦し、4-1で勝利を飾って年内の試合を終えた。 しかし点差ほどフライブルクのサッカーがどうしようも無かったわけではなく、ひとたび相手陣内へとボールを送れば、次から次へとゴール前に人が飛び出してくる恐ろしく積極的な攻撃で、試合開始直後の決定的なシュートを始めとして、ドルトムントに対し […]

「インテルのお笑いぶりは戻って来たが・・・」イタリア・セリエA第16節 チェゼーナ-インテル

長友の古巣であるチェゼーナとの対戦とあって、試合開始前にカメラで抜かれるなどマスコミの注目もあった試合。 インテルは、CBをサムエルに代えてラノッキアにし、左SHにコウチーニョ、右はSBマイコンとSHサネッティというお得意のローテーションを組んで来た。 が、この布陣は監督が交代してから好調なチェゼーナ相手にはあまり機能せず。チェゼーナのピッチは最近人工芝に変更されたそうだが、どうもボールのスピード […]

「これがアジアの現実」FIFAクラブワールドカップ3位決定戦 柏レイソル-アルサッド

この試合だけを見たら、サッカーってなかなか点が入らないスポーツだなと思ってしまうんだけど、決勝でのバルサのゴールシーンだけを見たら、何てゴールって簡単に決まるんだと思ってしまうよね(苦笑)。 試合の流れとしては、3バックでガッチリ守ってカウンターを狙うアルサッドと、ボールを回しながらサイドを中心に攻撃を仕掛ける柏という展開となった。 前半15分ぐらいに、個人のキープ力でアルサッドにボールをつながれ […]

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