その他戦評

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「まるで欧州対日本」高円宮杯全日本ユースサッカー大会2009決勝 横浜Fマリノスユース-磐田ユース(7-1)

優勝候補筆頭クラスだったサンフレッチェ広島ユースを破って決勝へと駒を進めた磐田だったが、決勝の相手である横浜には完膚なきまでの完敗。ユース年代は試合後との出来の差が激しいし、テレビは1時間のダイジェストだったので全体の出来がどうかは不明だが、この試合を見る限りでは個人戦術の差が大きなファクターとなったいたように見えた。 磐田は、今までの日本ユース世代チームの典型例のようなサッカーで、とにかくボディ […]

ドイツW杯欧州予選グループ5 スペイン-トルコ(1-0)

ホームで終始攻めながらもセットプレイによる1点のみというのは、まるでどこぞの代表チームのような結果ではあるけど(笑)、それはスペインがしょぼかったと言うよりはトルコのサッカーが見事だったと言うべきだろう。 トルコはサンチャゴ・ベルナベウでの試合という究極のアウェイながらもスペインに対して一歩も引かず、スペインの中盤、特にシャビを中心として激しいプレッシャーをかけてボール回しを自由にさせず、トーレス […]

「スペインと日本の本質的な差」国際親善試合 スペイン-イングランド(2-0)

遅行でパスをまわして攻めるスペイン、カペッロ式にコンパクトで固い守備から速攻のイングランドと、戦い方としては全く日本対オーストラリアと同じ図式となった試合。 試合の序盤はイングランドのコンパクトで激しい守備がスペインを苦しめ、ヘスキーの飛び出しやショーン・ライト・フィリップスのドリブルなどで有効な攻撃を繰り出したが、36分にスペインはシャビからの縦パスを走りながら受けたビジャがイングランドCBのテ […]

全国高校サッカー選手権決勝 広島皆実-鹿児島城西(3-2)

組織の広島皆実、個人の鹿児島城西という対決の図式だったが、試合は広島の高い位置からのプレスとポゼッションサッカーで鹿児島を圧倒、鹿児島は前線に全くボールが入らずにDFラインが押し上げられず、ほぼ一方的な展開で始まった。 が、先制したのはやはりこの男の働きで、前半20分に右サイドからボールを受けると3人に囲まれながらも絶妙のボディシェイプとボールコントロールで大迫勇がワンチャンスからシュートを決めて […]

高校サッカー選手権準決勝 広島皆実-鹿島学園(1-0)

準々決勝で試合運びと個人のスキルの上手さを見せた鹿島学園だったが、広島皆実の組織的なプレスと攻守の切り替えの早さにほとんどサッカーをさせてもらえず完敗。 それもそのはず、広島皆実の選手のほとんどがサンフレッチェ広島の下部組織出身で、まさにサンフレッチェのユースが見せるようなスマートな守備組織が既に浸透しきっているのだから、そりゃさすがに強いはずだ。 しかし、良くも悪くも広島皆実にはJユースサッカー […]

高校サッカー選手権準決勝 鹿児島城西-前橋育英(5-3)

ある程度拮抗した展開になるとは思ったけど、まさか試合開始12分で3点入るとはね・・・ 前橋は鹿児島を組織で上回り、いつものように細かくパスをつないで思い通りに3点を取ったところまでは良かったけど、セットプレイと単純なミスで前半のうちに同点、逆転されてしまって感善意リズムが狂ってしまったようだった。 後半になると前半のような点の取り合いにこそならなかったが、試合のペースとしては完全に城西のもので、エ […]

全国高校サッカー選手権 前橋育英-國學院久我山(1-0)

攻撃力の國學院と組織の前橋という対決だったが、点差以上に個人の能力でも前橋が完全に上回っていた内容だった。 國學院の田邉、川久保の2枚看板のスピードはかなり強力ではあったが、前橋は組織的なプレスとボールへの素早い反応で完全にボールを支配し、彼らにほとんどプレイさせる隙を与えなかった。また、彼らもただ前橋のDFラインに張り付くだけで中盤からボールを引き出すようなプレイが出来ておらず、FC東京入りが決 […]

全国高校サッカー選手権 鹿島学園-大津(2-1)

今回の高校選手権を見るのはこれが初めてだったが、Jユースに比べるとレベルが低いとの評判が信じられないような好ゲームだった。 まだJユースカップの大阪ダービーは全部試合を見れていないが、確かに単に止めて蹴るという技術だけならJのほうが上回っているが、大津のルーズボールに対する反応スピードやゴール前には必ず4人は詰めていく攻守にわたる運動量、そして鹿島学園のコンパクトで徹底してサイドを封じ込める守備組 […]

パンパシフィック選手権 G大阪-LAギャラクシー(1-0)

昨日はセルティック対バルサの試合を見ようと思っていたけど、案の定ボコボコにされてしまったようで、そこまでマゾな気分でもなかったのでパンパシのガンバ対ベッカムFCLAギャラクシーのほうを見ることに(笑)。 今までMLSについてはほとんど見ることがなく、試合が始まってもろくにパスをつなげずにあっさりと3分にバレーがスルーパスから抜け出してガンバが先制したときは、これはどこまでレベルの低いリーグなんだ、 […]

全国高校サッカー選手権決勝 藤枝東-流通経済大柏(0-4)

準決勝の内容から見て、流経大柏のほうが有利だろうなとは思っていたが、ここまで大差がつくとは少々意外だった。 彼らの差について一言で言えば、それは「自信」という事になるだろう。 柏はボールに対する反応が圧倒的に早く、ルーズボールやセカンドボールのほとんどを支配する事が出来、それによって攻撃の選手は後ろに意識が引きずられる事無く、思い切って前線に飛び出す事が出来る。この試合の2点目も3点目も、PA付近 […]

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