「ウルグアイ代表よりも日本代表」イタリア・セリエA第10節 インテル-サンプドリア

長友は週末のイタリアダービーを見据えての温存で、64分から途中出場した試合だったので、長友の代わりに左SBとして出場したウルグアイ代表のペレイラのプレイをじっくり見てみる事にした。
で、改めて見てみるとやはりインテルが大枚をはたいてポルトから引き抜いてきただけの事はあるなと思わされた。
やや守備時での足癖の悪さはあるものの、ビルドアップは出来るしクロスの精度もあるし、タイミングの良いオーバーラップで中に入っても仕事が出来るしで、ビッグクラブで働くに十分なだけのポテンシャルを持っている、平均レベルが高い、そつの無い選手であるように思う。
では、何故ストラマッチョーニ監督は長友の方を優先しているのかと言うと、普通であれば長所であるはずの、「そつの無さ」が原因になっているのかなと。
現在のインテルを牽引している攻撃陣は、足元で受けてからのダイナミックな個人技が売りのミリート、自由なポジショニングとファンタジーでアシストを量産するカッサーノ、ベテランらしい的確なフォローをポジショニングのカンビアッソとサネッテイと、売りが非常に明確な選手が揃っているのだが、唯一スペースメイキングや無駄走りを率先して出来る選手がいない。
インテルの中ではパラシオが比較的その役割が出来る選手だが、3-5-2の布陣ではサブに回ることが多く、そうなると長友に頼らざるを得なくなってしまう。しかも、3バックのWBは攻守の運動量負担がSBよりも多くなるので、ますます長友の必然性が高くなるわけだ。
もしマイコンがインテルに残っていれば、長友よりも高さがあるペレイラのほうが、CB的なカバー役が出来る選手として優先されたかもしれないが、もはや「たられば」な話である。
ただ、懸念点としては今期トップ下で先発を続けていたコウチーニョが骨折をして戦列を離れてしまった事。この試合では前線がカッサーノ、ミリート、パラシオの3トップになっていたので、今後は3バックでも3-4-3の形になる事が多くなるかもしれない。
3-4-3のサイドは、トップ下を置く3-5-2に比べてセンターと前線との間でパスを組み立てる役割が求められるので、ゲームメイク能力に難がある長友にとっては、今までのようにプレイしていたのではペレイラに置き換わってしまうかもしれない。イタリアダービーでは、そういう部分も注目して見てみたい。

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