「しょっぱさも計算づく?」ロンドン五輪女子 グループF 日本-南アフリカ

いや、たとえ2位狙いが本当だったとしても、それを公式な記者会見でバラしてしまうとは正直にも程があるだろうに・・・
この件に関しては大住さんも相当に疑問を呈しているが、私自身はそこまでナイーブでは無いにしても、なでしこジャパンにある種の幻想を持っていた一般ファンや、勝利で高視聴率を渇望しているテレビ局とスポンサー、チケット代を払っている観客、五輪主催者、FIFA等いろんなものを敵に回しかねない凄い決断をやったなと思う。
岡田監督のカズ外しや本田の1トップも肝が必要な決断だったが、あくまでチャレンジャーである男子とは違って女子は世界チャンピオンであり、世界中が一挙一投足に注目を集める中でそういう決断をするというのは、よほどの覚悟があるかよほどの馬鹿かのどちらかだろう。
佐々木監督が後者であるはずはないので、今回もしメダルが取れなかった場合は、全て敗戦の責任を自分が取ってサッカー界から身を引くぐらいの決意があるのかもしれない。そう考えると、個人的には安易な手抜き批判をする気持ちは起きないが・・・
さて試合内容のほうだが、佐々木監督が展開によっては2位狙いもあり得ると試合前に話した事がどれだけ影響があったのかは分からないが、それを差し引いてもあまり良いとは言えない出来になってしまった。
試合の序盤こそ、積極的な前からのプレスでボールを奪って連続攻撃をしていたが、その後ペースが落ちてしまうとすっかり日本は攻めあぐね状態。南アフリカはDFの4人で低い位置に壁を作り、SHやFWが中に絞って日本のポストプレイやパスワークを寸断しにかかり、そこに日本の選手がまんまと引っかかってしまっていた。
南アフリカが中央に集まって来るので相手SBの前には大きなスペースがあり、そこでボールキープしてSBを引き付けてからオーバーラップという形を作れば、クロスのファーサイドがフリーになる南アフリカの守備を崩す事は簡単なはずだったのだが、宮間が後半にそういう形を少し見せたぐらいで、近賀と高瀬、矢野と岩渕の間には最後までそういう関係性が見られなかった。
佐々木監督は移動時間がかからないカーディフでの連戦を希望して2位狙いにしたそうだが、そのカーディフのピッチはドライで芝が長く、日本の選手が蹴るインサイドキックが常にダフリ気味になってしまい、横パスやサイドチェンジのスピードが緩くてミスになったり、相手の守備をあまり動かせなかったりと、準々決勝に向けても不安が残るプレイが多かった。
とにかく全ては次の試合でどういう結果を見せてくれるかだ。監督叩きはそれからでも十分だろう。

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