「マイスターシャーレへ王手」ドイツ・ブンデスリーガ第31節 シャルケ04-ボルシア・ドルトムント

ミッドウィークに行われたバイエルン戦から中2日という、ドルトムントにとっては文字通り最後の関門となったシャルケとのルールダービー。ドルトムントはケールに代えてベンダー、怪我のスボティッチの代役でサンタナが入る布陣。シャルケの方は、前節はサブだった内田がこの試合では先発になった。
前半はホームで意地を見せたいシャルケがペースを握る。バイエルンを上回るほどの早い寄せと激しい当たりでドルトムントの選手に全くボールを持つ余裕を与えず、ボールを奪うとファルファンと内田、ドラクスラーとフクスのサイドが分厚い攻めを見せて、数え切れないぐらいにCKやロングスローでドルトムントをゴール前に釘付けさせる。
そして9分に、CKからのこぼれ球を拾ったファルファンが右サイドからミドルシュート、これが香川の頭に当たってコースが変わり、ドルトムントゴールに決まってシャルケがあっさりと先制。
その後もシャルケのペースは変わらず、香川とレヴァンドフスキにはほとんどボールが入らず、ドルトムントはフンメルスとサンタナ、ベンダーとギュンドアンの息が合わずに自陣の危険なところでミスをやらかすなど、ドルトムントの内容は全く良い所がない。
ところが17分に、CKの跳ね返りを香川が頭で前に戻すと、これがシャルケDFとピシュチェクとの競り合いになり、マイボールにしたピシュチェクが角度の無いところから無理やり放ったシュートがファーサイドに決まってドルトムントがラッキーな同点ゴールを決めてしまう。
後半からドルトムントはベンダーに代えてケールを投入。この策と、シャルケのプレッシャーがやや弱まった事からドルトムントが徐々に中盤でボールを持てるようになるのだが、その分自陣にスペースが出来てしまい、吹かしてくれたから助かったもののカウンターから完全にフンテラールをどフリーにさせてしまう場面を作るなど、やはりこの試合はシャルケのものになるのかと思われた。
だがドルトムントに対する女神の愛されかたは異常なほどで、後半18分にまたもCKからシャルケの選手が頭に当てたボールがゴールへと飛び込んだケールの前に落ちてきて、ケールは難なくこれを決めてドルトムントがこれまたラッキーな2点目をゲットする。
シャルケはプッキを入れて2トップに、さらには内田を下げて3バックにまでして再逆転を狙ったが、フクスの折り返しをフンテラールが空振りするなどこちらは運を物にできず、シャルケとしては非常に悔しい、ドルトムントにとっては棚ボタもののダービーに終わった。
香川についてはボールがほとんど来なかったし、シャルケのプレッシャーで出足が鈍い味方との息が合わない場面が多かったが、とにかく最後まで走ってプレスをかけ続け、攻撃ではダメな分守備で頑張っていた。と言うか、両チームの攻撃陣で目立ったのはファルファンぐらいで、この試合はラウルもさっぱりだったけどね。
内田についてはフクスほどのオーバーラップは無かったけど、ビルドアップや体を張った守備が非常に良くて、グロスクロイツにほとんど仕事らしい仕事をさせなかった。ゴール前での絶妙なカバーリングで決定機を防ぐなど、ドルトムント目線で見るとシャルケで一番嫌な選手だったように思う。最近は酒井の評価がうなぎのぼりだけど、守備を含めた総合力ではまだ内田のほうが上だなあと。
この後に試合が行われた、バイエルンとマインツとの試合は、CLに備えて一部選手のターンオーバーを図ったバイエルンがマインツ相手に得点を決められず、結局スコアレスドローで終了。これでドルトムントとの勝ち点差は3試合を残して8となり、ほぼマイスターシャーレの行方は決まってしまったと言える。さて、ドルトムントは次のボルシアMGとの試合に勝ってあっさりと決めてしまうのか、来週の試合に注目だね。

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