「貫禄の圧勝」ドイツカップ 準々決勝 ホルシュタイン・キール-ボルシア・ドルトムント

日本ではちょうど地域リーグにあたるアマチュア4部クラブなのに、3回戦でマインツを破って準々決勝まで上り詰めた、ホルシュタイン・キールとのアウェイ戦だったが、ドルトムントが貫禄の違いを見せつけての圧勝であった。
しかし、キールはさすがにフロックだけでここまで来たわけではない事をしっかり証明していて、派手さは無いけど愚直なポジショニングと基本に忠実なパスでボールをつなぎ、ドルトムントが前半15分で2点を取ってしまった後は、ドルトムントがペースダウンしたせいがあるとは言え、キールがポゼッションで上回る立派なサッカーを展開していた。
ただ後半になると、前半終わり30分間の気を抜いた戦いぶりにクロップ監督の雷が落ちたのか、ドルトムントのDFラインが非常に高い位置取りに変化して、一転してドルトムントらしいハイプレスサッカーを繰り出してきた。
それに対してキールも良く粘りを見せていたのだが、ドルトムントが70分ごろにバリオスとグロスクロイツを投入したあたりで流れについて行けなくなり、80分に香川の左サイドへの展開からペリシッチが折り返し、バリオスが3点目をゲット。
これで相手も気持ちが切れたのか、最後はバックパスをGKが手で拾ってドルトムントに間接FK。これをキールは何故か間を空ける壁を作ってしまい、ペリシッチがそこにやすやすと蹴り込んで決めるという、なかなかテレビ放送されるレベルの試合ではお目にかかれない珍プレイで幕。
香川については相変わらず絶好調で、展開パスもすればゴールも決めるし裏へも飛び出すしであらゆる場面でボールを触ってドルトムントの攻撃を牽引していた。キッカーの採点では標準よりやや良い2.5だったらしいが、既にそこまでやって当然という見方がされているのだからある意味恐ろしい事である。
そして香川だけでなく、バリオスやペリシッチという普段あまり出番がもらえない選手も好調ぶりを見せつけ、終盤戦でのバイエルンやシャルケとの争いに向けて心強いところではあるが、サブに回った彼らの不満をどう消化するかという部分が課題になって来そうである。
そういや、この試合は香川の師匠であるモリシが解説を担当していたのだが、全然解説してなくてほとんどゲストみたいな話しぶりだったのには相変わらずだなと笑ってしまった。そんなのでエリートコースの監督業は大丈夫なのかなと・・・(笑)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする