「生まれ変わるイタリア」国際親善試合 ドイツ-イタリア(1-1)

南アフリカW杯で、全く正反対の内容と成績に終わった両国の対決。場所はボルシア・ドルトムントのホームスタジアムである、ズィグナル・イドゥナ・パルク。
ドイツのスタメンは、左のSBとCBにアオゴと:バドシュトゥバが入った以外はW杯とほぼ同じメンツで、期待されたドルトムント勢はサブスタート。対するイタリアは、カッサーノとパッツィーニの2トップにトップ下マウリ、アンカーにはブラジル出身のチアゴ・モッタ、CBには長友の同僚であるラノッキアが一角に入った。
W杯でのイタリアは前線に点取り屋がいなくなったために、単に守備的なサッカーをする普通のチームに成り下がってしまい、そこをプランデッリ監督がどう改革していくのかと注目して見たのだが、きっちりとモダンなサッカーをするチームに変貌していたのには驚かされた。
前半にドイツらしい前線のスペースに人が飛び込んでパスをつなぐ攻撃からクローゼに先制された後、しばらくはなかなかパスを繋げなくなってドイツのペースに持ち込まれたが、徐々にイタリアはカッサーノにボールを預け始めると、彼のキープ力を活かしてサイドを中心にどんどんと選手が攻め上がりを見せ、そこにイタリアらしいタッチ数の少ないパスワークが加わり、スピーディでコレクティブな攻撃を実現していた。
ドイツは、クローゼ・エジル・ポドルスキー・ミュラーのW杯メンバーが揃った時間帯はイタリアを凌駕する内容を見せていたのだが、売り出し中のゲッツェやグロスクロイツのドルトムント勢が入ると、さすがに気後れしたのかどうも一歩引いた大人しいプレイに終始してしまい、途中出場のロッシやジョビンゴがイキイキしたプレイを見せていたイタリアとは、対照的な後半の出来と結果になってしまった。
それだけ、今のイタリアには新しく生まれ変わろうというエネルギーが溢れており、新陳代謝の波に乗ってサブの選手も下克上の気概に溢れているように思う。逆にドイツは下手に完成されてしまっているだけに、これから若手をどう融合してさらに高いレベルに引き上げられるかが、意外と難しい課題になって来るかもしれない。

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