「ラッキーな内田、アンラッキーなドルトムント」ドイツ・ブンデスリーガ第21節 ボルシア・ドルトムント-シャルケ04(0-0)

今シーズン2度目のルール・ダービー。ドルトムントはご存知のように香川がケガで長期離脱し、トップ下にはゲッツェが入り、左右ウイングはグロスクロイツとブワシュチコフスキを配する形。対するシャルケは、内田が早くも先発に復帰。
試合はとにかく終始圧倒的なドルトムントペース。シャルケのパスをドルトムント守備陣が次々にカットして素早く前線につなぎ、ホイッスルが鳴ってからわずか5分の間に2度の決定機を作りだしたが、そこに立ちはだかったのがシャルケGKノイアーで、その両方共に体を張ってボールを止めると、前半だけで5回はあった決定的なピンチを防ぐだけではなく、後半にはほとんどハーフウェイ付近まで飛び出した上に、相手のシュートを手を上げてジャンプしながら胸だけに当てる驚きのスーパープレイまで披露し、シャルケサポーターにとってはルール・ダービーの歴史に残る活躍に見えたのではないだろうか。
トップ下のゲッツェは、狭いスペースでボールを受けてのプレイがまだ香川ほどスムーズではなく、シュートもGKのタイミングを見ながらという余裕が感じられず、ドルトムントサポーターにとってはさぞかし香川の不在、それによる決定力不足を嘆いたであろう事は疑いない。が、この試合はそれ以前にノイアーが凄すぎたね。試合のMOMのみならず21節のリーガMVPも納得の超人ぶりだった。
シャルケは、ほぼ一方的にドルトムントの攻勢に押され続けてはいたが、25分ごろを過ぎてややドルトムントのプレスが弱まると、ようやく内田も攻め上がる場面が出始めてファルファンの鋭い突破からのシュートなどの数少ないチャンスは作るのだが、ここ9試合連続で点が取れていないフンテラールのプレイが精細を欠き、後半にチームの運動量が落ちてからはまたもドルトムントの攻撃にアップアップ状態に陥ってしまった。
内田は、終始相手のプレスに直面して売りのビルドアップはほとんど出来なかったものの、数少ない反抗のチャンスに果敢な攻め上がりを見せ、切れこんでのクロスなどでチャンスを演出はしたが、守備ではドルトムントの激しい飛び出しに対応が後手に回る場面が多く、前半5分の2度目の決定機では相手のサイド攻撃にマークが遅れてクロスを許してしまったところからシュートを打たれたし、ボールホルダーしか見ていなくて裏のスペースに飛び出した選手に気づかなかったりで、一歩間違えていれば戦犯になりかねない危うさをはらんでいた。
ルール・ダービーで2得点した香川が一気にドルトムントサポーターの心をつかんだように、ただでさえホームのダービーで負けてストレスが溜まっているシャルケサポーターからすると、やはり失点に直接絡んだ選手に対して何も思わないというのは難しいところだろうし、ドルトムントは引き分けでも守備は安泰なわけで、日本人の立場的にはドローで良かったのかなと(笑)。
でもやっぱり香川がいないのは寂しいねえ・・・せめて今シーズンの終わりまでには復帰を果たしてもらって、マイスターシャーレを一緒に掲げる場面は見たいよなあ・・・

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