トゥーロン国際ユース グループA 日本-オランダ(1-0)

うん、確かに勝てたことは良かったけれど、五輪本番を考えるとやっぱり内容的にはまだまだ全然足りない。
それでも、守備ではある程度合格点を挙げられる出来。相手がオランダの2.5軍とは言え、森重・水本の両CBは相手に競り負けず、伊野波・田中裕のSBも粘り強く対処でき、終始中盤と距離を開けずにコンパクトな布陣をキープする事が出来ていた。
オランダが攻めに出てきた後半では、相手のトラップ技術のうまさとボールキープ力で1対1では止めきれずに押し込まれはしたが、それでも最後まで集中力を切らさずにボールに食らいつき、1対1でも徐々に慣れて来たのか最後のほうではカウンターを仕掛ける反発力も見せられた。
が、攻撃は全くのダメダメ。まずDF陣のパス回しとビルドアップがまるでなってなくて、ボランチからサイドへと展開する事が出来ずに組み立ては李や谷口の飛び出しへのロングボールのみ。水野は明らかに太め残りで動きのキレとキックの精度に欠け、本田圭はオランダでボランチをやっていたせいか中に絞りすぎてサイドで起点となれず、田中裕がほとんどWBのような状態だった。
そして相手に押し込まれてしまうと低い位置から全くパスをつなげられず、ただ前に蹴り出すだけになってしまっていたのは、この日の相手よりも当然数段強い相手と戦った場合には、ことごとくセカンドボールを拾われて波状攻撃を食らう場面が目に見えるようで、ここも改善して行かないと本番での展望は見えないだろう。
注目の森本は日本が得点した直後の64分から投入され、さすがにボールを持てば積極的に1対1を仕掛ける姿勢を見せてはいたが、森本の代わりに梶山が抜けてしまったために良い形でパスをもらえる場面がほとんど無く、非常にもったいない展開になってしまった。
まだ渡欧と合流から間もないとは言え、特にビルドアップや中盤で前を向いて展開する能力が一朝一夕に上がるとは思えず、やはりOAには人に強くてビルドアップが(まだ)出来る闘莉王か、多少ビルドアップに難があっても前を向ける中村憲あたりは必須のような気がする。水野と本田については、今後どれだけ日本の戦い方にフィット出来るかというところかな。

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