FIFAクラブW杯準決勝 浦和-ミラン(0-1)

浦和は非常にミランを苦しめ健闘した。が、エトワール・サヘル同様、0-1というスコアに内包された途方も無いチーム力の差を、クラブとしてはもとより、日本代表としても考える必要があるのは確かなので、あえて厳しい見方で書いてみたい。
まず浦和にとって問題だったのは、守備面では良く走って体を張ってミランの攻撃を防いでいたが、そこから攻撃に移った時に、前線への有効なパスコースが作れずにほとんどがバックパスでDFから攻撃を始めざるを得なかった点が挙げられる。
私が以前にミラン相手の展望を書いた時に、とにかくミランDFの裏を早いタイミングで狙うべきだと指摘して、永井や田中達をその受け手として挙げたのだが、田中はコンディション不良で出られる状況に無かったとは言え、結果的にオジェックはミランのDFにスピードで勝てないワシントンを最後まで使ってしまったのは疑問と言うしかない。
もっともそれは悪い方向だけではなく、浦和がほとんど守備に回っていたためにミランには攻撃のためのスペースが作れず、ミランの動きが落ちてきて浦和がようやく攻撃のために前線に上がる枚数が増えてきたなと思ったところで浦和が失点を喫してしまったのを見ても、浦和がミランに対して善戦の域を脱していなかったのは残念ながら確かだろう。
しかし、日本の集散がミランの動きを上回っていた時間帯にはミランが少しバタバタしていたように、日本が世界に対抗するためには運動量と俊敏性がキーになって来るのは間違いなく、アジアカップでの結果がどうあれ、ここからいきなり海外で活躍する日本人が激増しない限りは、オシムのチーム作りの方針と選考基準が継続されるべきなのだろう。
とにかくこの試合は日本サッカーにとっての重要なマイルストーンになった。ここから得た教訓と収穫を、浦和のみならず全てのサポーターが生かしていく必要があるだろう。協会については・・・もはや期待するだけ無駄だけどね(苦笑)。

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