欧州CLベスト8第2レグ バレンシア-チェルシー(1-2)

第1レグを1-1で折り返した第2戦。バレンシアはモリエンテスが復帰してビジャと2トップを組んだフラットな4-4-2。チェルシーもエシェンが復帰して右SHに入ったダイアモンド型の4-4-2。
試合は、まずはどちらもDFでじっくりボールを回して長いボールを主体に組み立てるリスクレスな攻めで始まるが、徐々にフィジカルと個人能力で勝るチェルシーがボールを支配して行く。
しかしチェルシーはあまりに攻める時間帯が長かったためか、前に出て来る選手をマークする意識が抜け、32分にホアキンのクロスにフリーで飛び込んでいたモリエンテスがボレーで合わせ、バレンシアが一瞬の隙を突いて先制する。その後もチェルシーはバレンシアのいきなりの早い攻めに戸惑うが、バレンシアは追加点を奪えず後半へ。
後半になって、チェルシーはディアラに代えてジョー・コールを入れてエシェンを右SBに下げる。このモウリーニョ采配が大当たりし、後半の7分にエシェンのアーリークロスにドログバが合わせようとしてアジャラとからみ、そのこぼれ球をファーサイドにいたシェフチェンコが押し込んでチェルシーが同点に。
こうなると勢いはチェルシーに傾き、バレンシアの足が止まり始めると同時に、チェルシーの選手がバレンシア守備陣の中に生まれたスペースへと抜け出すシーンが増え始める。そして、延長戦かと思われた90分に、チェルシーは右に展開してオーバーラップして来たエシェンにボールが渡り、角度の無いところからGKカニサレルの意表を突いてニアを抜くシュートを決め。チェルシーが準決勝へと勝ち上がった。
バレンシアは試合巧者振りを発揮して先制点を奪ったところまでは良かったが、個人能力に勝るチェルシーに運動量でも上回れたのでは敗戦も致し方なかったところか。チェルシーは点は取ったものの相変わらずシェフチェンコやバラックが有機的にからむ場面が少ないが、それでも勝っちゃうんだからやっぱりたいしたものだ。チームの潜在能力はまだまだ奥がありそうなだけに、それがこれからどれくらい発揮されるかが準決勝以降のポイントだろう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする