欧州CLベスト16第2レグ ACミラン-セルティック(1-0)

いよいよ勝負に決着がつく第2戦。セルティックはフェネホール・オフ・ヘッセリンクの1トップの下にマクギーディが入り、左右にヤロシクと中村を配した形の布陣。ミランも同じく、ピッポの1トップの下にカカーが入る4-4-1-1というマッチアップ。
試合は1トップにしたミランが、アウェイゴールを恐れたのが意外にもあまり攻めて来ず、セルティックも失うものが無い状況になったためか積極的にプレスをかけて押し返すという比較的拮抗した展開で始まる。
が、ミランのここぞという場面での切れ味はさすがで、いざカカーあたりにボールが入ると一気に前に出て、縦パスをDFの間にズバリと通されてシュートまで持っていかれるものの、GKボルツの神がかり的な働きでミランのシュートをことごとく跳ね返す。
逆にセルティックは、フェネホール・オフ・ヘッセリンクやヤロシクの体を張ったプレイで前線での起点までは何とか作るのだが、そこからはミランの早いプレスに攻撃がつながらず、決定的なチャンスを作り出すまでには至らない。当然、中村のFKのチャンスも生まれる事は無いままに時間が過ぎていく。
後半も25分を過ぎて、ピッポに代えてジラルディーノをミランが投入したあたりから、セルティックは疲れが出たのかDFの押し上げが無くなり、ミランが勝負を決めに構成に出始める。セルティックはゴール前に人数をかけてひたすら耐えるばかり。
セルティックは41分にカウンターから右サイドでボールを受けた中村がPA内に侵入するチャンスを得たが、これもショルダーチャージで倒されてPKにはならず、その直後のカカーのミドルもバーに当たって両チームともに得点を決められないままに延長戦へ。
そして延長前半の3分に、セルティックの攻撃が跳ね返されたところでスノの判断の悪いパスがカットされ、カカーのドリブルに追いすがったレノンのタックルもするりと交わされ、最後はボルツの股間を抜く技ありのシュートでとうとうセルティックは失点してしまう。セルティックはそこからビーティーやミラーを投入するも、ミランはペースを落としながらも要所を締め、セルティックのベスト8への夢はついえてしまった。
アンチェロッティのチキン慎重な采配に助けられた面があったとは言え、セルティックは90分間無失点でしのぐなど良く頑張ったと言える。フェネホール・オフ・ヘッセリンク、ヤロシク、ボルツは言うに及ばず、スノは決定的なミスはあったが終始良く動いていたし、オデイとマクナマスも辛抱強く頑張っていた。レノンとテルファーはこのレベルじゃちょっと厳しいが、若い選手が経験を積み、ハートリーやグラベセンがもっとフィットして来れば、再びこの舞台に立つことはそう難しくないだろう。
中村については、ミランのプレスの前にPA内で倒された場面以外はほとんど攻撃的な仕事は出来なかった。守備に追われていたという面はあるが、やはりカカーとまでは言わないまでも、足を止めてボールを受けるんじゃなくて、スピードに乗った中でボールをコントロールして、対面の相手を抜くようなテクニックを身につけないと、このレベルで戦っていく事は出来ないだろう。さて、この反省を本人は今後にどう活かすのか・・・

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