リーガ・エスパニョーラ第5節 マジョルカ-マラガ(1-4)

残留争いのライバルであるマラガに対して、中盤を攻撃的にしたダイアモンド型の4-4-2にして挑んだ試合だったが、まあ相変わらずチームとしてさっぱり機能してないなと実感させられた試合だった。
まず守備においては、1点目と4点目の場面に象徴されるように守備の人数が揃っているにもかからわず、中盤で連動したアタックが仕掛けられずにバイタルエリアをぽっかり空けてスルーパスを通され、しかもセットプレイでGKがミスを連発して追加点を重ねられてしまったのだからどうしようもない。CBのユリアーノが復帰後にどうにかなってくれればいいのだが・・・
攻撃でも、序盤こそ積極的な押し上げでチャンスは作れたのだが、前線がポストプレイをしたボールがワンタッチで裏に出る事が全く無く、後ろでこねて最後は何とかクロスを上げるのだが、マラガDFにことごとく跳ね返されてしまった。これでは、せっかくFWに足の早い大久保を入れている意味が無い。左のペラルタもジョルディも相変わらずさっぱりだし、まるで出来の悪いときのどっかの代表を見ているようだ。
その中でも大久保は、ボールを受けた時にはテクニックを生かした切返しなどで確実にボールを前につなぐ役割を果たしていたのだが、良いタイミングでボールが出ないせいかイライラする場面も多く、シュートも本数こそあったが可能性の薄いものが多くてあまり安定感のある出来とは言えなかった。確かにイライラする気持ちも分からないではないが、途中交代で入ったフートスが結果を出しているだけに、他のFWとのコンビネーションも含め、結果はもちろんだが地道にチーム力をアップさせるような働きが求められるところだ。