今日のツールドフランス

第3ステージはベルトリアーティ、ポータル、デッケルといった実力者が逃げを決め、これは大逃げ勝ちもあるかなと思いましたがゴール前3kmで集団に捕まり、最後はボーネンが2連勝を飾りました。混乱するゴール前を抜け出すのが得意なはずのマキュワンは、2人の選手に挟まれてオグレディを頭で押しのけている間にボーネンに逃げ切られ、自身は走行妨害で失格と言う踏んだり蹴ったりの結果に終わってしまいました。
このツールでは本命スプリンターがおらずに強力な列車を作るチームも無いという事で、多くのチームに勝利のチャンスがあるだけに、逃げが得意な選手にとっては厳しい序盤の情勢になってしまってますね。しかも比較的コース状況が良いために、ここ最近のツールで目立っていた集団落車も少なく、今のところは大きな波乱が起きていません。
その戦国時代とも言えるツール序盤に連勝したボーネンは、ここに至って完全に才能が開花した感がありますね。同じベルギーの英雄であるヨハン・ムセウの後継者と言われてますが、ワンデイレースもスプリントも強いスタイルは、かつてのショーン・ケリーを彷彿とさせます。さすがに山と平坦で分野が専門化された現代では、自転車界のペレとも呼べるメルクスまで至るのは無理でしょうが、底知れない可能性を感じさせます。
そして結果次第でチームの戦略を大きく作用する第4ステージのチームタイムトライアルですが、T-モバイルとCSC、ディスカバリーチャンネルの3強がデッドヒートを繰り広げた挙句、CSCの総合トップであるマイヨジョーヌのザブリスキーが何とゴール前で落車し、わずか2秒差でディスカバリーチャンネルがステージ優勝、そして当然ランスが4ステージ目にしてマイヨジョーヌ獲得となってしまいました。
しかしランスがマイヨジョーヌになった事で、ディスカバリーチャンネルは今後のステージで逃げに対して率先して追わなければならない立場になったわけで、それによるアシストの消耗を考えれば、勝つなら大差、負けるなら小差を狙っていたと思うのですが、他のチームがチームTTの強化を進めていた事もあって、そう思う通りには行かなかったというところでしょうか。とにかく、これから山岳が始まるまでに、どこまで他のチームが揺さぶりをかけられるかに注目ですね。

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