オランダ エールディビジ フェイエノールト-アヤックス(2-3)

この試合は小野についてのみ。
もともとあまり組織的なサッカーが出来ず、得点はひたすらカルーを始めとする前線の個人能力で打開してきたフェイエだが、アヤックスの高い位置からのプレスにパスがほとんどまともにつながらず、中盤の守備を締めていたガリが負傷退場してフィジカルに乏しいパルドが入ってからは、さらに中盤の守備能力が落ちて小野が守備に奔走する時間が長くなり、小野自身の運動量も下がりきっていたので前を向いてボールを持つ場面がほとんど無く、攻撃面での貢献は皆無に近い試合だった。
それでもフェイエは後半3分にカルーの飛び出しから先制したものの、決して出来の良くなかったアヤックスにすぐに追いつかれ、35分に再び突き放したのも続かずと、ホームでのクラシケルでありながら散々な試合になってしまった。試合中のモチベーションはそれほど低くは無かったが、連戦のスタミナ切れと最下位に負けたショックから集中の切れる時間帯が生じたのは残念だった。小野は好むと好まざるにかからわずもはやフェイエの中心選手なのだから、ここぞの場面で踏ん張らなければならない事をもっと自覚して欲しいものである。