オランダ エールディビジ フェイエノールト-NEC(2-1)

これも小野についてのみで。
この試合では、攻撃時にはほとんどトップ下の位置にまで上がって、高いところで攻撃にからみたいという強い意欲を感じたのだが、あまりパスをもらえずに有効な攻撃につながる場面が無く、その割に小野が上がってしまうとコンビを組むボスハールトが潰し屋になりきれず、カステレンや右SBのガリなどの後ろに対するカバーが出来てなくてカウンターを食らうという悪い流れを引き起こすだけになってしまった。1点目の起点になったのが低い位置からのワンタッチパスなのも、ボスハールトが下がった後に小野が1ボランチになった事で攻撃が機能しだしたのも皮肉である。
小野のパスセンスが抜きん出ているとは言え、彼の運動量が中盤の選手にしては少なめなだけに、組み立てだけではなくてラストパスにも使いたいフェイエの矛盾を、これからどう組織として解決していくのか、次節は首位を走るPSVとのクラシケルだけに、フリット監督の手腕に期待したい。