J2第30節 川崎-京都(3-1)

勝ち点差は28離れているが、一応は上位同士の直接対決の一戦(笑)。川崎は我那覇が怪我で代わりに黒津が3トップの一角に入った3-4-3の布陣。京都は中払が怪我で石丸が入った4-4-2。
試合は、川崎が持ち前の個人技でペースを握るも、京都もDFラインとボランチをコンパクトにして川崎にスペースを与えない形で対抗する。これはうまく京都の形にはまったかなと思った11分、京都の両サイドが上がった場面でボールを取られてしまい、スペースに出たマルクスからジュニーニョのヘッドと絵に描いたようなカウンターが決まってしまう。
これで一気に京都は消極的になってしまい、黒部とチェがポストプレイをしてもフォローが遅く、サイドの上がりも無いために横や後ろにつないでは詰まってボールを奪われる場面を繰り返してしまう。対する川崎は選手が自由自在に縦の動きを見せ、そこにまたタッチ数の少ないパスが回ってしまう。
ところが31分に、左サイドを個人技で突破した黒部からチェがポストしたボールを石丸がシュート、これが相手選手に当たって川崎ゴールに転がってしまう。これで京都に攻撃のスピードが出て来始めたのだが、川崎の分厚い攻撃がすぐに勢いを押し返す。京都はいつの間にか美尾、冨田の両SHが最終ラインに吸収された6バック状態になり、川崎のボールの出所が完全にフリーになってサンドバック化してしまうのだが、何とか平井のスーパーセーブで持ちこたえる。
しかし後半開始直後の3分にアウグストがフリーで上げたクロスに対し、京都DFが棒立ち状態でマークを完全に外してしまい、マルクスが易々とヘッドで追加点を決める。さらに10分にはゴール前でのFKからサインプレイで裏に抜け出たジュニーニョが個人技で相手を交わして3点目。
京都はここで石丸に代えて中山を投入、これでようやくポジションバランスが良くなって攻める場面が増えるものの、川崎も守りに比重を高めた安定感のある守備でしのぎ、そこから危険なカウンターを次々に繰り出して来る。まあ、余裕がありすぎると案外シュートが決まらないもので、川崎もそのまま追加点を決められないままに試合終了。
戦術の完成度、選手の確信レベル、個人技、全てにおいて川崎と京都では大きな差があると認識させられた試合だった。京都はまだ選手が守備の約束事をこなす事で精一杯で、攻撃やマークの受け渡しまで全く頭が回っていない状態に見える。柱谷監督が、この先どれだけチームの完成度を上げていく事が出来るのか、昇格は残り時間との勝負だと言えよう。

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