今日の戯言

しかしナビスコカップに優勝したとたんに、オフト辞任やブッフバルト監督要請、はたまたエメルソンの帰化をジーコが説得やら田中にスターシステム発動寸前とか浦和周辺のニュースが騒がしくなるとは相変わらず(関西を除く)マスコミ様は分かりやすいですね。エメルソン帰化って日本語いつからペラペラになったんでしょうか。しかもブラジルU-20代表にもなってるというのに(笑)。それにブッフバルトってライセンスはどうなるんですかね?
そんな報道にすっかり存在をかき消されてしまったU-22カタール戦ですが、阿部のFKを守って1-0で勝ったようで、香港戦に続きこれまたしょっぱそうな試合ですよね。このチームは1点取って守るという戦い方で固まってきたという事でしょうか(笑)。どなたかレポート・・・ってカタール在住の人で無い限りそれはさすがに無理ですよね。
そして今日と明日はまたCLがありますね。まだちょっと休みの疲れが残ってるので早起きしてのレポートは難しいと思いますが、ブルージュ対ミランは注目ですね。ブルージュはCLの後の試合で鈴木がいるゾルダーに4-2で敗れてしまってベルギーではちょっとした騒ぎになったらしいですが、ここでミランに勝ってしまうようだと1次リーグ突破も視界に入ってくるのでホームの盛り上がりは凄そうですよね。
「ふむふむ」さんからのお便り。

さて、昨日のナビスコ杯決勝ですが、浦和の気迫が感じられるよいゲームでした。テレビ観戦でしたが大変楽しめました。エメルソンはもちろん、田中達也は先日の五輪代表の試合とは比べものにならないくらいキレキレで、頼もしかったです。ややもすると中盤が省略されている観のある浦和のサッカーですが、昨日の試合ではきちんとパスもとおり、鹿島のパスをカットする場面も多くあり、DFと共に集中していることが見て取れました。
五輪代表も中盤省略(笑)ですが、なんと言っても昨日の浦和は高い集中力と戦う姿勢が表れており、その点に強く惹かれました(できれば自分が観戦しに行ったときにこのような試合を見たかった)。
個人的にはオフサイドになったゴールと、田中の3点目のシーンが印象に残っています。
観戦歴1年にも満たないですが、昨日の試合を見てサッカーの試合に求めるのは「感動」なんかではなく、「戦う姿勢」なんだと改めて認識させられます。ゴール裏のサポーターを見ても、もちろん勝つことが重要ですが、そのような姿勢が見られるチームに対しては満足度が高いものと推測できます。
今の日本代表には残念ながらその姿勢が感じられませんねえ。いったい何故なのでしょう・・・?
ちょっと前にレアルとFC東京の試合がありましたが、その際に、多くの人がレアルのユニフォームを着て観戦していました。このことが某掲示板でも着るのはおかしい、いや、祭りなんだからいいじゃないか、といった議論がなされました。
その是非はともかく、その中のレスで「花火に浴衣を着ていくようなものだから別にいいじゃないか(レアルのユニ=浴衣説)」といういものがありました。
私はその考えにはちょっと共感し難いな・・・と思いました。サッカーの試合をあえてイベントにたとえるならば、御輿などが出る祭りだと思っています。御輿が出て、他の町会と競うような祭りです。
このときはどの町会かわかる(=属性を表す)半纏を着るわけで、少なくともその祭りが続く間は他の町会と競い(≒戦い)、自己の属性を確認し、他者を意識し(尊重し)、一体感を高めることになります。

これはつまるにアイデンティティや帰属意識の問題でしょうね。
突っ込んで考えると深いテーマなので詳しくは書きませんが、どんなに醒めた人間であっても普通は自分の子供が運動会に出たら応援するし、家族が危険に晒されたら必死になるものです。そういう意識をチームに対して持っているかどうかで自然と変化するものであって、良いか悪いかとかどうすべきかを議論する事自体があまり意味無いですよね。理屈じゃないんですから。だいたい私に関西人だから阪神ファンにならなきゃおかしいと言われても困りますし(笑)。
どちらにしても、違った考えを持つ他人を認めるという寛容な精神だけは持っていたいものだと思いますね。