J1第1ステージ第13節 磐田-市原(2-2)

予想にたがわぬ、首位決戦らしい素晴らしい試合。
両チームとも開始から一人としてさぼらない激しいプレスの応酬で、しかもそれをかいくぐるだけのオートマティズム溢れるタッチ数の少ないパス回しも持ちえているため、ゲームが非常にスピーディーに見える。
しかし、市原のボールの動きがひたすら縦に長くなるのに対し、ジュビロは決して慌てず味方の動きを予測した決して危険ではないバックパスや横パスを織り交ぜてじわじわと市原ゴールに迫る。
そして磐田のペースがやや落ち着いてきたかと言う27分、名波のCKがファーサイドにフリーでいた前田に届き、その折り返しをグラウが嗅覚鋭くゴールに押し込んで磐田が先制。そこからは市原も盛り返してジュビロゴール前に迫る動きを見せ始めるが、もう一つ決め手にかけたままで前半終了。
普通のチームならばここで疲れと焦りが出てくるものだが、後半の市原は恐ろしい事に前半にも増してパスのスピードアップと前線に走りこむ人数を増やし、サイドも前半は主導権を握られていた西に対して村井が何度もオーバーラップをかけてくる。当然ジュビロは押されてしまいヴァンズアムのスーパーセーブで難を逃れるシーンが目立つ。
案の定後半5分にサンドロの右サイドからの突破を藤田が倒してしまいPK、チェが落ち着いたループで決めて同点。さらに後半30分には、グラウのオフサイドからジェフの早いFK、それが反対サイドにいたチェが大きく折り返したところをフリーで走りこんでいたサンドロが決めてジェフはとうとう1点リード。
しかしジュビロも失点からわずか1分後に、そのお返しとばかりに右サイドからの早いFKからジブコビッチがクロス、それが前田がマークに付かれながらも頭で決めてジュビロ意地の同点。そこからは互いに決定的なチャンスをロスタイムに至るまで作りつづけるが、ミスで決められずにタイムアップ。最後の最後まで運動量と攻める意識が衰えない見事な試合だった。
これで首位を守った市原と勝ち点1差に横浜が迫り、さらにその1点あとにジュビロと、残りわずか2試合ではあるがおそらく最後の試合までもつれこむ事は確実で、夏の盛りを迎えてサバイバルゲームはいっそうヒートアップしてきたと言える。

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