J2第6節 新潟-広島(1-2)

今期昇格争いをするだろう両チームの1回目の対決。ここで勝ったほうが波に乗れるのは間違いなく、そういう意味で注目される試合。
立ち上がり、うまく裏に抜け出したマルクスがアンのアーリークロスからのヘッドを決めて新潟が早々に先制。しかし12分に広島もDFの左に抜けた茂木に右からの良いフィードが渡り、一度切り返してから右足で決めて同点という激しい展開。
そこからはやっと新潟も目がさめたのか、高いプレスで広島を押し込み始めるが、雨のせいもあるのかもう一つパス回しがうまくいかない。そうこうしている内に、広島が左サイドの細かいパス交換からクロス、それを大木がダイレクトボレーでシュート、これがゴール左に決まって広島リード。新潟のDFの人数は揃っていたのだが、大木の一瞬の引いた動きに誰も対応できなかった。
後半は一貫してリードされた新潟が押し込むのだが、広島の粘り強い守備になかなか得点できない。最後15分は怒涛の攻めを見せるものの、結局は追いつけないままに試合終了。広島はアウェイで非常に大きい試合をものにした。これからJ2は広島が軸になって戦いが展開されるのは間違いない。マークされる存在になった広島のこれからに注目である。
しかし、新潟はバレンシア風サイドを使ったコレクティブカウンターを目指しているのは試合を見て分かっていたが、広島がレアル風ポゼッションサッカーになっているとは意外だった。天皇杯の頃は早くトップに当ててサイドが飛び出すといった速攻チームだったのに半年でえらい違いである。
やはりそれを可能にしているのがサンパイオの落ち着いたプレイだろう。真ん中でキープどころが出来るので、周りの選手はどたばた動き回る必要が無くなり、適切なポジションを取ってあとは若い選手の技術の高さでパスを回せばプレスをかけられてもボールを前に運んでいけるのだ。一人一人の守備意識の高さもまたレアル的である。
新潟は速い攻撃を意識するのはいいのだが、攻め急ぎすぎて単調になってしまう場面が多く、またサイドの調子で戦況ががらりと変わりすぎて、結果として試合運びが安定しなくなってしまっている。まだまだ組織の熟成が必要だろう。

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