カタール国際ユース決勝 エジプト-日本(1-0)

見てて悲しい試合だった。会場はエジプトの完全なホーム。それで飲まれたと言うより、もともとの力の足りなさだろう。
開始からエジプトは早いパス回しと、個人のドリブル突破でどんどん攻め込んでくる。日本は引き気味に構えて厚くカバーの動きはしているんだけど、チェックになっていないので1対1で軽くかわされてボールが全く奪えない。と言うか、1対3であっても横を走っているだけで守備になっていない。
攻撃面でも、ロングボールを出しても矢野のポジショニングが悪く競る前に跳ね返され、ポストプレイも相手のチェックが激しくてパスがほとんどつながらない。となると頼みはトップ下のキープなのだが、その前田がオフザボールの動きが無くて判断も悪い上にトラップしたところを読まれてボールを奪われる始末。
そして9分に当然のようにゴール前で小原が1対1でかわされたところを手で引っ張ってファウル、FKが壁に当たったこぼれ球を折り返され、日本はその浮き球にボールウォッチャーになってしまって誰もゴール前に詰めてなく、簡単にフリーで点を決められてしまう。
その後も日本は覇気の無い戦いは続き、エジプトには無数のチャンスがあったがシュートミスと日本がかろうじてゴール前で止めてる状態。正直、前半だけで4点ぐらい入っていてもおかしくなかった。
後半25分過ぎからはエジプトもやや疲れてきて日本も攻められるようになってはきたのだが、この試合唯一と言っていいほどの決定機だった、CKから徳永が完全にフリーでヘディングしたシュートも上に外れてしまう。が、抵抗もそれだけでまたもや無数の決定的チャンスを与えまくるが不思議と点は入らず、ロスタイムに杉本のミドルシュートがバーに当たったところで終了。結局最後まで日本の時間帯と言うものは存在しないままであった。
山本監督のゲームプランも曖昧だった。開始早々に先制されたのに、その後もほとんどラインは低いままで、相手に簡単に中盤にスペースを与えてサイドからクロスを上げられ放題だった。戦術的な対応の無いままで試合を終えてしまった印象。
アジア大会でもそうだったのだが、攻撃的なはずのフラット3なのに、山本監督はリスク面を恐れて本来の戦術的メリットを放棄してしまっているのではないかという気がする。トルシエが散々口を酸っぱくして言ってきたような、激しい当たりが選手に教えられていないのも非常に気になるところ。
このままでもアテネ五輪には出場できるかもしれないが、この大会を見る限りでは、本大会を勝ち抜いていくだけのパワーは無さそうである。これからの予選と一軍メンバーでどれだけチームを変えていく事が出来るかに期待したい。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする