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「失望したことに失望」コンフェデレーションズカップ・ブラジル戦の追記

土曜の深夜に行われたブラジルと日本の試合について、ちょっと付け加えたい話があって追記。
個人的にブラジル戦に対してかなり違和感があったのは、世間の反応はもちろん、監督や選手からも試合の出来に対する失望が多かった事ですね。
事前の展望でも4-1-4-1でのプランを書いていたし、試合後の感想でも書いたように、現在のブラジルのサッカースタイルと日本のやろうとしているスタイルは共通点が多く、それだけに現時点でのコンディションや個人能力差から言って、まともに戦っては勝ち目が無いと思っていました。
イラク戦に何故主力を使ったのかという批判がありましたが、本田と長友は怪我明けで好調時の運動量やパフォーマンスが戻っておらず、遠藤は明らかに状態が落ちているし、ブルガリア戦からイラク戦までの日本は好調時を10としたら、せいぜい7ぐらいの状態にしか復活できていないと見ていたので、おそらく誰を休ませてもそんなにブラジル戦の結果は変わらなかったでしょう。
かと言って、セルジオ氏らがお題目のように唱えている固定メンバーをやめてフレッシュな国内組を起用したとしても、昨日のブラジルに対して柿谷や豊田、佐藤寿人が出て来たところで何か出来たと思う人はいないはずです。
そういう状況でブラジルとイタリアが同居しているグループを抜けようと思ったら、これはもう弱者の戦術を取るしか無いわけです。90分間、相手に全くスペースと時間を与えず、イエローギリギリのファールを駆使して相手のリズムを崩し、乾坤一擲のカウンターにかけるサッカー。
ところが、選手の口から出て来たのは「もっとやれたはず」とか「チャレンジが足らなかった」という談話ばかり。いや、足りなかったのはチャレンジじゃなくて、勝負にかける執念や厳しさでしょうと。ましてや、ブラジルはホームでの開幕戦なので、守備に手抜きをして来るはずがないわけですから、状態が7の日本が中途半端にチャレンジしてもカウンターを食らいまくるだけですからね。
さらに心配なのは、肝心のザックが失望した、と語っている事ですね。現状の日本が通常の戦い方をしてホームのブラジルに勝とうとは、あまりにもブラジルを舐めてますし本気だとしたらナイーブにも程があります。まあ、ベースの戦術自体は守備ブロックを作っての入りだったので、ある程度対策を考えて臨んだのでしょうが、メンタルの準備も戦術も徹底度が甘かったと言わざるを得ません。
まあ、うがった見方をすれば最初から勝ち目が無いのを分かっていて真正面から木っ端微塵にされに行き、コンフェデ後のメンバー再編成へのヒントや方向性を得る事を優先しようと考えたのかもしれませんが・・・(苦笑)
昨日はイタリアとメキシコの試合がありましたが、順当にイタリアが勝利しました。得失点差で大きく遅れた日本は、イタリアに勝てなければほぼグループ敗退が確実になってしまいます。出来ればリアリズムに徹して結果をもぎ取って欲しいとは思いますが、ひたすら守って負けて終わったのでは母国に対してザックの示しが付かないでしょうし、難しいところですね。