旧閑ガゼッタ

「大迫の使い道は見えたが、残念ながらお望みのポジションでは無さそうだ」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 ヴォルフスブルク-ケルン

昨期は不本意な使われ方とプレイに終始してしまったが、今期は開幕前から監督へのアピールに成功して2トップの一角としてスタメンに復帰、是が非でも結果が欲しかった大迫のヴォルフスブルク戦。

しかし試合の前半は非常に厳しい内容だった。チームの守備は4-4の極めてコンパクトなゾーンが機能して、4シーズンぶりにドイツへ復帰したマリオ・ゴメスやドラクスラーを上手く抑え込んでいたのだが、そこから2トップへと入るボールが相変わらずモデストへのロングボールに終始、大迫までボールが飛んで来る事は無く、全くと言って良いほどプレイすることが出来なかった。

が、前半の30分を過ぎるころから大迫の位置取りが4-4-1-1のようにトップ下気味になった事で、モデストの周りを衛星的に動いてボールを引き出せるようになり、32分にはPA左サイドを抜け出して角度の無いところからシュートを枠へ飛ばすと、その直後にも右サイドから1点もののアシスト性のクロス、前半終了間際にはこれもPA内から惜しいクロスを出すなど一気にチャンスメーカーとして存在感を発揮する。

大迫は、後半もほぼトップ下として確実に攻撃を繋げるキーマンとなっていたが、22分に何故かシュテーガー監督はヨイッチと交代。これがチームにとっては悪手となり、その後ヨイッチは1度ボールに触っただけで消えてしまい、その後はケルンは前線で基点を作れずヴォルフスブルクに押されっぱなしになってしまうものの、ヴォルフスブルクも攻撃のコンビネーションが試合を通じて良くなく、6本のシュートはほぼ枠の外でケルンを仕留められず試合終了。

試合後にシュテーガー監督は、大迫をこれからセンターで起用すると発言しており、これをセンターフォワードでの起用だと解釈して喜ぶ意見もあったりしたのだが、残念ながらトップ下的な使われ方を意味することは確実だろう。ただケルンも、昨シーズンは大迫が守備に回らないといけない事が多かったが、今期は4-4のブロックが安定しているので、中盤よりはセカンドトップの位置で働けそうなのが救いではある。