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「これはアジアカップ敗退の良い慰め」FAカップ FAカップ4回戦 マンチェスター・シティ-ミドルスブラ

アジアカップUAE戦の前に見たシティ対アーセナル戦は、一応強豪同士なのでアップセットとは呼べない試合だったのだけど、このFAカップでチャンピオンシップのミドルズブラがエティハド・スタジアムでシティを2-0で破った試合は、正真正銘の完璧なアップセットになった。

しかもシティのメンバーはアグエロにシルバ、ヘスス・ナバス、ミルナー、コンパニ、サバレタとGKのカバジェロ以外はほぼベストメンバーだった。ところが、ゴール前にガッチリと人数を固めて壁を作るミドルズブラに対して、シュートを打てども打てども決まらない。ミドルズブラのGKメヒアスが大当たりで、至近距離から放たれる強烈なシュートを腕一本でことごとく跳ね返してしまう。

そして試合が動いたのは後半7分、フェルナンドのバックパスが短くなったところをGKカバジェロがクリアーしようとして交錯、ゴールへ転がっていくボールをフェルナンドが何とか掻き出すものの、そのボールがレオナルド・ディカプリオ似のバンフォードに当たってそのままゴールになってしまう。

シティはジェコやフェルナンジーニョ、ランパードらを次々と投入して打開を図るものの、ランパードのミドルはポストに当たるなど運も味方せず、ロスタイムに見事なカウンターからバンフォードが抜け出し、GKカバジェロに倒されるもののこぼれ球をキケが押し込みダメ押しの2点目を決めて勝負あり。

アジアカップのUAE戦後はさすがに落胆はしたんだけど、あの世界最強クラスの攻撃陣を誇るシティでさえ、キャンプ明けの悪いコンディションだと全力を出してぶつかって来る格下に負けるんだなと、シティファンには申し訳ないが試合を見ていて大変慰められる思いがした。

マンチェスター・シティのシュート数は日本の35本に比べると24本と少ないけど、枠内シュートは8本で日本と同じ。それで日本より悪い無得点だしね。まだUAE戦を引きずっている方は、この試合を見ることを是非ともオススメしたい(笑)。

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