旧閑ガゼッタ

「日本人上位対決は乾の勝ち」ドイツ・ブンデスリーガ フランクフルト-シャルケ

CL出場権争いで一時はストレートインをレヴァークーゼンと争う位置にいたシャルケだったが、このフランクフルトとの対戦で痛い敗戦を喫し、今度はCLプレーオフ圏内が混沌となって来た。
昨晩のCL準決勝では、バイエルンが本命バルセロナをホームで4-0と粉砕、ブンデスリーガのレベルアップを証明する結果を出してくれたが、残念ながらこっちの上位対決は両チームともに疲れを感じる集中力を欠いたプレイが多く、あまり誉められた内容だとは言えなかった。
試合は序盤こそフィジカルコンタクトの応酬が続く激しい内容だったが、すぐにシャルケがフランクフルトディフェンス裏のスペースを攻略して決定的なチャンスを量産するもことごとく決まらず、せっかくもらったPKチャンスもバストスが完全にコースを読まれてしまい、フランクフルトGKニコロフが2度も股抜けしそうだったボールを止めるなどの大活躍を見せたのもあって、最後までシャルケは得点は奪えず。逆にフランクフルトはセットプレイをしっかりモノにした事が勝敗を分けた。
乾と内田はポジション的に対面だったが、欧米の選手に比べると日本人はアジリティとスタミナがあるので双方ともマッチアップした状態では自由にプレイできず、序盤は両方共やりにくそうでちょっと笑ってしまった。そのうち乾は中にポジションと取ってボールを受けるようになり、内田は先制されてからは乾のマークを捨てて攻撃に回ることが多くなって、それからは互いに出番が増えだした。
ただ、内田は相変わらずバストスからボールがほとんどもらえず、前節のレヴァークーゼン戦ではバストスが中に入る事で内田が上がるスペースを作っていたが、フランクフルトはSBがあまり上がらずしっかりゾーンを作ってスペースを埋めていたので、上がっても狭い中でのボール扱いを強いられることが多く、攻撃面での貢献はあまり出来なかった。乾を引っ張って与えたファールから失点したので採点は低かったが、守備はシャルケの中では頑張っていたほうだと思う。
乾は、さすがに最後の方こそバテて出番は少なかったが、全体的に押されながらもカウンターの起点としてスプリントをし続けた。一度、シュートがGKの手に当たって跳ね返ったボールがバーに当たるという惜しいゴールチャンスはあったので、あれは入って欲しかったね。アーセナルが獲得との噂が出てるけど、決定力と1対1の守備力、プレイの幅がもう2割ぐらいアップしてからでいいと思う。そのためにもフランクフルトはELに是非行ってほしいね。